HOMEビジネス 年末調整した会社員も確定申告が必要? 医療費控除申告をAIがLINEボット形式でサポート

年末調整した会社員も確定申告が必要? 医療費控除申告をAIがLINEボット形式でサポート

青木一真

2024/02/27(最終更新日:2024/02/27)


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生成AIスタートアップ企業AICU Inc.は、確定申告をAIでサポートする「AI確定申告さん」をアップデートしました。

同社は白井暁彦デジタルハリウッド大学大学院客員教授がCEOをつとめており、「AI確定申告さん」は、白井氏が開発した「カッとなってGPT-4で確定申告をスマートにした」をベースにLINEチャット形式でアプリ開発したといいます。

医療費控除とセルフメディケーションでは会社員でも還付を受けられる

確定申告というと、フリーランスや自営業など、個人事業主や会社経営者が行うものという印象がある人は多いのではないでしょうか。

しかし、会社員でも副業をしている場合などは確定申告は無縁ではありません。また、年末調整を会社で行ったという人でも、確定申告を行うことで、医療費控除とセルフメディケーション税制を活用して所得税の還付を受けられる場合があります。

医療費控除の基準は、「実際に支払った医療費の合計額」ー「保険金などで補てんされる金額」ー「10万円」です。目安として、年間10万円以上の医療費を支払っていると対象になる可能性があります。

対象などは複雑なので必ず国税庁の公式見解などを参照する必要がありますが、自分以外にも「生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費」も実際に支払った医療費に含まれます。

また、その内訳として通院に必要な交通費や歯の治療費などが認められています。

国税庁 No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)

「AI確定申告さん」は対話形式で確定申告をサポート

「AI確定申告さん」は、LINEを使って対話形式で確定申告に関する質問にこたえていくと、確定申告書類の一部を用意することができるというサービスです。

このアプリは研究目的で開発したといい、3月15日(金)までは無料で利用できるようです。

メールアドレスを登録すると、医療費控除とセルフメディケーション税制のExcelシートをメールで入手することもできるといいます。

https://lin.ee/qoKerxq

<参照>

今年の確定申告はAIチャットで!医療費控除とセルフメディケーションからはじめる「AI確定申告さん」アップデート

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