内閣府は2月7日(水)、景気の現状を把握し、今後を予測する指標である「景気動向指数」について2023年12月の結果(速報値)を発表。
景気の現状を示す「一致指数」は、同年11月と比較して1.6ポイントのプラスで、2カ月ぶりに上昇する結果となりました。
内閣府は日本の景気について、拡大の可能性が高いことを示す「改善を示している」という判断を示しました。
景気動向指数って?
景気動向指数とは、生産・雇用・消費など、経済において重要かつ景気に敏感な指標をもとに算出された指数のことです。
指数の算出にあたっては、2020年の景気を100ポイントとして基準にしています(5年ごとに基準とする年は変更されます)。
景気の現状を把握し、将来の予測に役立てるために内閣府が作成しており、毎月発表される指数です。
プラスとなった要因は?
2023年12月における一致指数は116.2ポイントとなりました。
前月の114.6ポイントから1.6ポイント上昇した要因は、輸出量や生産に使う機械や建設材の生産量を示す「投資財出荷指数(輸送機械を除く)」などがプラスとなったことです。
ただ、小売業の販売額や有効求人倍率などが一致指数の引き上げに歯止めをかけています。
景気の先行き見通しは4カ月ぶりに上昇
一方、数カ月先の景気の動きを示す「先行指数」は、2023年11月と比較して1.9ポイントのプラスとなり、4カ月ぶりの上昇となりました。
<参照>
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