あえて本のタイトルを隠し、作品からインスピレーションを受けた“本音”をタイトルとして販売するという‟秘密の本屋”「本音屋」が、2月2日(金)から29日(木)の期間限定で開業しています。
この‟秘密の本屋”は、ジュンク堂書店・池袋本店とハイブリッド型総合書店「honto」にオープン。新しい本と読者が出会うことを願った、株式会社文藝春秋の取り組みです。
本音をきっかけに純文学の世界を旅しよう
先入観にとらわれことなく作品を読者に届けようと、カバーやタイトルを隠して書籍を販売する試みは、天狼院書店による「天狼院秘本」シリーズや、さわや書店(岩手県盛岡市)による「文庫X」などが知られています。
‟秘密の本屋”には、文藝春秋社が出版する純文学作品から20タイトルが選ばれました。それぞれの作品からインスピレーションを受けた“本音”が、作品名の代わりに記載されている黒いパッケージに包まれて陳列・販売されるといいます。
‟本音”を選び、その作品を読み進めることで、赤裸々に記された登場人物や作者自身の内面や心象風景を通じて読者自身の“本音”と向き合う読書体験となるように純文学作品を選書しているようです。
「本音屋」が扱う20作品、その本音は……?
このイベントで販売される書籍の価格帯は税込みで539円から957円。購入した書籍がすでに所有しているものであった場合の返品交換には対応していないようです。
タイトル代わりに公開される‟本音”は以下の通りです。
気になる‟本音”は見つかりましたか?
インターネット、SNS、スマートフォン……つねにたくさんの情報や人びとと‟つながっている”ことに疲れたとき、本を手にして、物語や自分の内面に想いをめぐらす時間を過ごすきっかけになるかもしれません。
<参照>
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