株式会社TBWA HAKUHODOと株式会社朝日新聞社が、ヒップホップアーティストとコラボした新たなプロジェクト「Journa-Rhythm(ジャーナリズム)」。音楽を通して、新たな報道の形を探っていきます。
社会問題を提起するヒップホップ
ヒップホップは、単なる音楽ジャンルにとどまらず、社会に対する強いメッセージが込められた政治的・社会的な側面をもち、多くのアーティストが貧困、人種差別、社会的不平等などのテーマを取り上げています。
社会問題をラップするという側面から、「新聞とヒップホップ」「報道とストリート」のように、異なるカルチャーが融合したプロジェクト「Journa-Rhythm」が発足しました。
若者のニュース離れを解消するための報道
若年層のニュースへの関心につなげていきたいという考えのもと、本プロジェクトを企画したといいます。アーティストが社会問題に対して、報道記事をもとに、自分の想いや考えをリリックにつづった楽曲として届けることで、社会問題への興味を喚起することにチャレンジしていくそうです。
本プロジェクトは、長きに渡ってヒップホップ界を牽引し続けているZeebraによって選抜されたZ世代の若手ヒップホップアーティスト5人が社会問題にまつわる楽曲を制作。
「移民」「格差社会」「低所得」「出産」「自殺」など、報道記事をもとに、ラップにそれぞれの思いが込められているとのこと。楽曲は朝日新聞が運営するポッドキャスト「朝日新聞 ニュースの現場から」にて配信されます。
世界3大広告賞の1つ「クリオ賞」を受賞
本プロジェクトは、「THE ONE SHOW」「Cannes Lions International Festival of Creativity」と並ぶ世界3大広告賞の1つである「The Clio Awards(クリオ賞)」のUse of Music in Audio部門でシルバー賞を受賞しました。
クリオ賞は広告のクリエイティブな側面を評価する国際的なコンペティションであり、受賞により新たな報道のあり方を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
<参照>
TBWA HAKUHODOが共同企画した新しい報道のカタチ「Journa-Rhythm」が2024 Clio Music Awardsにてシルバーを受賞
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