味の素株式会社が生活者解析・コミュニケーションの最大化を目的として設立したマーケティングセンターでは、週に2回以上自宅で食事をしている全国の10~60代男女1,056人を対象に「コロナ禍前後における価値観の意識調査」を実施しました。
「SNS映え」「盛る」ことに疲れたという人は回答者の7割
SNS映えする写真・動画の投稿や、写真加工やメイクなどで盛る(もる)行為など、見栄えのよさを意識することは、性別や世代を問わず当たり前のように行われています。
本調査で、コロナ禍前後において「SNS映え」や「盛る」という行為に対する感じ方の変化を聞いたところ、合計73.0%の人が「SNS映え」や「盛る」という行為に魅力を感じていないことがわかりました。
コロナ禍を経て「飽き」や「疲れ」を感じていると答えた人は全体の16.7%です。
「SNS映え」や「盛る」ことを「楽しんでいる」と考えられがちな10~20代の女性136人に限定すると、55.9%が「飽き」や「疲れ」を感じている結果となり、半数以上が魅力を感じていないようです。
コロナ禍前後で消費者意識も変化
食品や衣類などの日用品を購入する際に重視していることをコロナ禍の前後に分けて質問すると、コロナ禍前に多かった「長く使えるもの」(44.3%)と「暮らしに欠かせないもの」(38.4%)という回答が、コロナ禍後では「長く使えるもの」が55.7%、「暮らしに欠かせないもの」が49.0%となり、さらに増加していました。
一方、「話題・トレンドのもの」「華やかなもの」はコロナ禍前から後では減少している結果となり、コロナ禍前後で消費者意識が変化したことがうかがえます。
調査概要
調査対象者:週に2日以上自宅で食事をしている全国の10~60代の男女1,056人
調査期間:2023年11月15日(水)~11月17日(金)
調査方法:インターネット調査
※味の素株式会社調べ
<参考>
「映え」の次は「地味」がトレンド?10代~20代女性の約55%が「映え」「盛り」に疲れていることが判明
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