HOMEビジネス 伝統工芸品「堺打刃物」の魅力をパリでプロモーション! シェフや料理学校講師への実演も

伝統工芸品「堺打刃物」の魅力をパリでプロモーション! シェフや料理学校講師への実演も

服部真由子

2024/02/01(最終更新日:2024/02/01)


このエントリーをはてなブックマークに追加

大阪府堺市周辺に由来し、職人の手仕事から作られる包丁やハサミなどの刃物類は「堺打刃物(さかいうちはもの)」と呼ばれ、経済産業大臣から指定された伝統工芸品です。

海外需要の喚起と需要拡大に取り組もうと、フランス・パリで2月1日(木/現地時間)から堺打刃物のプロモーションイベントが行われます。

堺打刃物とは

堺打刃物と呼ばれる刃物類のなかでも、料理包丁は切れ味の鋭さと使い勝手の良さからプロの料理人に選ばれているようです。

打刃物の包丁は、スパッとあざやかに切れるといいます。これは「片刃構造」という片側のみを研いだ特徴が、両刃のものと比較して刃が鋭角であるために、刺身などのやわらかな食材でも繊維や細胞膜を壊すことなく切れるそうです。

堺打刃物伝統工芸士会|堺打刃物

伝統的な包丁研ぎを実演

イベントは、堺打刃物伝統工芸士である山塚光雄さんが訪仏して、包丁研ぎの実演を行う予定です。

堺打刃物の伝統的な研ぎ方を継承しているという山塚さん。1974年から現職に従事し、1999年度に伝統工芸士として認定を受けました。講演・実技の講師を務めるなど、後進となる伝統工芸士を増やそうと尽力しています。

また、食材の試し切り、試食などが行われるほか、堺打刃物伝統工芸士のもとに弟子入りした経歴をもつコーディネーター、エリック・シュヴァリエさんによる堺打刃物のプレゼンテーションも予定されているそうです。

イベントの会場には、パリホテル学校・CFA メデリック、フランス料理に携わる人材の育成校であるフェランディ・パリ、パリ日本文化会館が選ばれています。

<参考>
フランス・パリで堺打刃物のプロモーションを実施します

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード