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フードドライブ、どんなアクション? 食べきれない食品を‟おすそわけ”して社会貢献

服部真由子

2024/02/02(最終更新日:2024/02/02)


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家庭で消費しきれない缶詰や調味料、レトルト食品などの食べ物を寄付する「フードドライブ」。

寄付として集められた食品は、フードバンクなどでとりまとめられて、福祉施設や、こども食堂などへ届けられます。経済的理由などで食べ物に困っている人びとのために役立たせようというアクションです。

昨今では、多くの自治体やスーパーなどが、その橋渡し役となる取り組みを行っています。スポット的に日時を設定してフードドライブ活動を行う企業も多く見受けられます。

企業が窓口となるこの活動には、規模を拡充するために、連携する各団体や支援先を見つけることや、協力するためのマンパワー、輸送や食品保管などといったさまざまなハードルもあるようです。

また、受け付ける食品には賞味期限や保存方法などいくつかの条件が企業によって設けられていますので、「おすそわけ」する場合には、各社の受付詳細を必ず確認しましょう。

環境省|フードドライブ実施の手引き

イトーヨーカドー/セブン&アイグループ

セブン&アイグループでは、2019年度から一部のイトーヨーカドー店内(神奈川・埼玉・千葉・東京を中心に75店舗※2023年2月末現在)に寄贈食品回収ボックス(フードドライブ回収ボックス)を常設しています。

同社は、来店客からの寄贈食品を集める取り組みを始める以前から、賞味期限内だけれども販売期限を迎えて、廃棄となる商品をフードバンク団体へ寄贈する取り組みをおこなってきたといいます。

イトーヨーカドー|フードドライブ実施中

マルエツの取り組み

首都圏を中心に店舗を構えるスーパーマーケット、株式会社マルエツは、東京12店舗、埼玉県36店舗、千葉県8店舗、神奈川県19店舗の計75店舗でフードドライブ活動を行っています。

さらに、「子ども食堂」を応援しようと全店舗に募金箱を設置。来店客から集まった募金と、企業からの寄付金を加えて、2020年9月から2023年末までの累計寄付額は約9,000万円にのぼったそうです。

埼玉エリアの8店舗で「フードドライブ」活動開始マルエツの活動店舗は75店舗に拡大!

コンビニでは?

大手コンビニエンスストア3社も、社員や利用者らから食品を集める活動を継続的に実施しています。

サステナブル活動を意識した店舗「グリーンローソン(ローソン北大塚一丁目店)」や、さいたま市内のセブンイレブン約120店舗では、2023年10月2日(月)から順次、回収ボックスが設置されています。

より規模を大きくして取り組んでいるのはファミリーマートです。全国47都道府県約2,920店舗(2024年1月末時点)に回収ボックスを設置し、一般社団法人日本記念日協会が認定する「フードドライブの日」1月15日(月)に、U-NOTEで「ファミリーマートによる食品ロス削減と食支援を目指した地域貢献活動とは?」として紹介しました。

ローソン|各エリアと東京都内の本社、加えてグループ各社で、フードドライブを実施!集まった食料品・日用品をフードバンクなどに寄贈しました

セブンイレブン|【セブン‐イレブン】『もったいない』を『ありがとう』へ店舗での「フードドライブ」を拡大

ファミリーマート|ファミマフードドライブ

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