コロナ禍をきっかけとして、2020年以降にオンラインによる会社説明会や面接が広まりましたが、実際に就職活動を行う学生はオンラインとリアルのどちらを希望しているのでしょうか。
株式会社学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した「面接の参加形式」についての調査結果を公表しました。
会社説明会は4割以上が「リアル」での参加を希望
会社説明会の場合、「リアル」を希望している学生は26.6%となり、「どちらかと言えばリアル」の18.0%を合わせると4割以上がリアルのほうがよいと考えているようです。
一方、「オンライン」は9.2%、「どちらかと言えばオンライン」は13.6%で合計22.8%という結果でした。
また、「志望度の高い企業は、リアルで参加したい」「社員との座談会がある説明会は、リアルで参加したい」「所在地による」など、状況に合わせてリアルとオンラインを組み合わせたいと思っている学生も見られました。
一次面接は、会社説明会と同様に4割以上が「リアル」で受けたいと回答
一次面接で希望する参加方法に関しては、29.5%が「リアル」、14.8%が「どちらかと言えばリアル」となり、会社説明会と同様に4割以上の学生がリアルを希望している結果でした。その理由には「リアルのほうが熱意をアピールできると思う」「一次面接からリアルで参加したほうが、最終面接で緊張しないと思う」といった意見がありました。
また、「オンライン」は12.7%、「どちらかと言えばオンライン」は15.5%で、会社説明会よりも微増する結果に。「一次面接は参加する企業数が多いので、オンラインも活用したい」と、オンライン面接を活用して効率的に就職活動を進めたいという声があがりました。
7割以上が最終面接は直接話したい意向
最終面接については、「リアル」と回答した学生が54.8%、「どちらかと言えばリアル」は15.9%で、7割以上の学生がリアルで参加したいと考えている一方、「オンライン」「どちらかと言えばオンライン」を合わせると9.5%となり1割未満に留まりました。
「最終面接では、直接想いを伝えたい」「最終面接は役員の方とお会いできる機会なので、直接お話したい」「リアルで人柄や雰囲気も知ってもらった上で、選考の合否を出してもらいたい」という意見があり、最終面接は直接会って話したいという学生が多いようです。
調査概要
・調査期間:2023年12月18日(月)~2024年1月10日(水)
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:「あさがくナビ2025(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
・有効回答数:715件
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
<参考>
最終面接は「リアル」での参加を希望する学生が7割超。「オンライン」は1割未満に留まる。「最終面接では、直接想いを伝えたい」の声
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