光文社が1月24日(水)、社会学者・上野千鶴子さんによる書籍『こんな世の中に誰がした? ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために』を発売しました。
上野千鶴子による新たなフェミニズム本が誕生
フェミニズムとは、女性の権利獲得運動から始まり、すべての人が性別による格差や差別に影響されない平等な社会の実現を目的とする運動です。
日本のフェミニズムをけん引する人物の1人に、上野千鶴子さんが挙げられます。
名誉教授をつとめる東京大学の入学式で、新入生に向けて送った祝辞では、東京医科大学の入試女性差別や東京大学での女子生徒の比率に触れ、大学や社会における性差別に言及しました。
そんな上野千鶴子さんは今年に入り、新たな書籍『こんな世の中に誰がした? ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために』を販売することに。人生のステージでもある「仕事」「結婚」「教育」「老後」の全4章を通して、社会と人生を問い直す内容になっています。
著者情報
上野千鶴子
1948年、富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士。社会学者、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究のパイオニアとして教育と研究に従事。高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。著書には『家父長制と資本制』(岩波現代文庫)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女ぎらい ニッポンのミソジニー』(朝日文庫)、『ケアの社会学』(太田出版)などがある。
書籍情報
書名:『こんな世の中に誰がした? ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために』
著者:上野千鶴子
発売日:2024年1月24日(水)
定価:1,760円(税込)
発行:光文社
Amazon 楽天ブックス
<参照>
社会学者の上野千鶴子さんが不均衡な社会に生きるすべての女性にエールを送る渾身の一冊『こんな世の中に誰がした?』が1月24日(水)光文社より発売!
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