2015年に開催された国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)。その達成に向けて、多くの企業がさまざまな取り組みを行っています。
どのような施策が行われているのか、U-NOTEがこれまで取り上げたなかから、5つの記事を紹介します。
もったいない!からスタートした発電施策
マヨネーズで発電! 「心を込めた製品」を無駄にせず年間980トンのCO2を削減【キユーピー株式会社】
食品メーカー大手のキユーピー株式会社が「心を込めて製造したマヨネーズの全てを価値あるものにしたい」と取り組んだという「マヨネーズ発電(バイオマス発電)」について紹介しています。
このプロジェクトは、製造の過程で発生する食品残さ、廃棄マヨネーズを活用して、クリーンエネルギーを生みだそうという取組みです。この施策により2022年度には年間およそ980トンのCO2削減(2015年度比)を実現したそうです。
ショッパーを紙袋に変更
ロフト全店でポリエチレン製買い物袋を廃止 3/1から紙袋に切り替え
株式会社ロフトは環境負荷を軽減する取り組みの一環として、全店で使用されていた全てのポリエチレン製有料買い物袋を廃止し、3月1日(金)から紙製の袋に切り替えることを発表しました。
銀座ロフト、渋谷ロフトでは、2月15日(木)より先行導入が行われます。プラスチック製レジ袋の有料化を定めた「容器包装リサイクル法」で紙袋は対象となっていませんが、引き続きロフト各店での買い物袋は有料(各サイズそれぞれ33円)となるそうです。
今回の取り組みでは、プラスチック削減に焦点を当て、ポリエチレン製有料買い物袋を廃止しました。
サトウキビ由来のフタ
ハーゲンダッツのフタが環境に優しくなります 石油からバイオマスへ 他のプラスチック部分はどうなっているの?
ハーゲンダッツ ジャパン株式会社は、2月からミニカップ製品のリッド(フタ)を、石油由来プラスチックから環境に配慮したバイオマスプラスチックへと切り替えることを発表しました。
今回の取り組みでは、新たなリッド(フタ)となる、バイオマスプラスチックにはサトウキビを原料とした植物由来ポリエチレンを配合。素材変更によって製品の価格や使い勝手に影響はしないそうです。
カタログ配布用の紙袋をファイルボックスにも
ファイルボックスとしても使えるペーパーバッグに サステナビリティ推進へ株式会社イトーキがリデザイン
オフィス家具や事務用品を展開する株式会社イトーキ(以下、イトーキ)が、顧客へカタログを届ける際に使うペーパーバッグを、ファイルボックスとして再利用できるサステナブル仕様にリデザインしました。
カタログを運ぶだけの役割だけでなく、ファイルボックスとして再利用できる工夫を施して、リデュース・リユース・リサイクルの3Rへの貢献がかなう仕様に変更しました。
スーツケースを手作業でアップサイクル
下取り回収したスーツケースをリユース&リサイクルする「リケースプロジェクト」 伊藤忠リーテイルリンクが展開
業務用資材や日用品などの開発や販売を行う伊藤忠リーテイルリンク株式会社は、不要となったスーツケースを回収して、解体した各パーツをリサイクルする下取りサービス「リケースプロジェクト(RE:CASE PROJECT)」を行っています。
繰り返し使えるものはリユースされ、それが難しいものは部品ごとにリサイクルされます。機械ではなく手作業で解体を実施することで、単一素材まで丁寧に分別し、可能な限り多くの部品を処理して、あらたな製品や材料にリサイクルされるそうです。
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