HOMEビジネス 衛星・AI・ビックデータを活用して水道管の漏水を対策 JAXAベンチャーがインフラメンテナンス大賞で受賞

衛星・AI・ビックデータを活用して水道管の漏水を対策 JAXAベンチャーがインフラメンテナンス大賞で受賞

青木一真

2024/01/23(最終更新日:2024/01/23)


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株式会社天地人がサービス提供を行う「天地人コンパス 宇宙水道局」が、第7回インフラメンテナンス大賞の厚生労働大臣賞を受賞しました。

同社は、JAXA所定の審査を経て認定されたベンチャー企業である「JAXAベンチャー」です。JAXAベンチャーでは、JAXAの知的財産や業務で得た知見を利用して事業を行っています。

「天地人コンパス 宇宙水道局」の仕組みについて

天地人コンパス 宇宙水道局は、水道管の漏水リスクを管理する業務システムです。地球観測衛星で観測したビックデータと、水道事業者による水道管路情報や漏水履歴、その他公開されているデータなどを合わせて、約100m四方の地区ごとに漏水リスクを評価。データの解析にはAI(機械学習)を活用します。

水道事業で効率的・効果的な水道管のメンテナンスや有収率の向上に寄与し、発生した漏水に対しての緊急調査だけでなく、将来的な老朽化・漏水への整備計画の参考になるとのことです。

インフラメンテナンス大賞とは

インフラメンテナンス大賞は、厚生労働省や国土交通省、総務省などの各省庁が実施しています。国内のインフラメンテナンスへ優れた取り組みや技術開発を行った者に対して表彰を行っています。

天地人コンパス宇宙水道局は、Webブラウザ上で使用できることなどから、水道事業体への導入が容易であり波及効果が高いと評価され、受賞しました。

<参照>

JAXAベンチャー天地人、第7回インフラメンテナンス大賞の「厚生労働大臣賞」を受賞

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