組織開発や人材育成を支援するALL DIFFERENT株式会社が運営する研究機関ラーニングイノベーション総合研究所が、2~4年目の社会人の意識調査を行いました。
直面している困難や不安(壁)について、2023年8月に調査を行い、リーダーシップ発揮経験の有無による直面した問題への捉え方の関係性についても明らかにしています。
リーダーシップ発揮経験者の方が壁を感じやすい
仕事を通して感じる「壁」の種類と割合を調査したところ、リーダーシップの発揮経験が「ある」若手社員は、「ない」若手社員よりも全項目で壁を実感する割合が高いことが分かりました。
リーダーシップの発揮経験があるほど課題に直面しても前向きに捉える傾向
「仕事の難しさの壁」や「仕事の量の壁」、「仕事の飽きの壁」、「上司・後輩との人間関係で苦労した壁」などへの捉え方について、複数回答形式で調査が行われました。
いずれの項目でも、リーダーシップ発揮経験が「ある」人は「ない」人に比較して、課題に直面した際に「成長機会」と捉えるポイントや、「期待に応えよう」と感じるポイントの割合が高いことを示したといいます。
同社は、調査結果を受けて、リーダーシップを発揮した経験があるという人は、壁を実感する機会が多いものの、壁に対して解決したり挑戦したり、解決のために強い意志を持ったりといったポジティブな気持ちに持っていく力が身についていると推察。
そういった経験がない若手社員は、自身の気持ちを前向きにする力が、まだ養えていない可能性があるようです。
企業側は、若手社員をリーダーシップを発揮できる機会に抜擢(ばってき)することや、躊躇なくリーダーシップを発揮できる環境整備に取り組めるとよい、とALL DIFFERENT株式会社は提言しています。
調査概要
調査対象者:22~34歳の社会人2~4年目の就労者
調査時期:2023年8月2日(水)~7日(月)
調査方法:調査会社によるインターネット調査
サンプル数:900人(社会人2年目300人、3年目300人、4年目300人)
<引用>
ラーニングイノベーション総合研究所「若手社員の意識調査(リーダーシップ経験と直面する壁)」
<参照>
【調査レポート/若手900名回答】リーダーシップの発揮経験がある若手社員ほど、壁にぶつかっても前向きに捉える傾向あり
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