HOMEライフスタイル 廃棄されるカカオ豆外皮を活用したクラフトビールが販売開始 アサヒのグループ会社が主導

廃棄されるカカオ豆外皮を活用したクラフトビールが販売開始 アサヒのグループ会社が主導

青木一真

2024/01/18(最終更新日:2024/01/18)


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アサヒビールやアサヒ飲料を擁するアサヒグループホールディングス株式会社のグループ会社、アサヒユウアス株式会社は、チョコレートの製造過程で廃棄される「カカオハスク」を活用したクラフトビールとリユースカップを販売しました。

これらの製品は「CACAOMOIプロジェクト」という取り組みで作られました。同プロジェクトはアサヒユウアス株式会社が行う、クラフトビール醸造所と連携して廃棄物を資源としてアップサイクルする取り組みの第1弾です。

なお、本記事で紹介しているクラフトビールは、酒税法上は発泡酒に類します。

「CACAOMOIプロジェクト」とは

チョコレートの原料はカカオ豆ですが、豆全てがチョコレートとなるわけではなく、廃棄される部分もあります。今回のプロジェクトで活用されている「カカオハスク」はカカオ豆の外皮に当たる部分で、チョコレートにすると口当たりが悪くなる部位です。

そのため、これまで大半のカカオハスクが産業廃棄物として焼却処理されていました。

「CACAOMOIプロジェクト」は、この廃棄処理されてしまうカカオハスクを原料にした製品を開発することで、廃棄物削減と未利用資源活用を目指しています。

カカオハスク

クラフトビールの詳細情報

今回発売されるクラフトビールは全8種類です。それぞれ、本プロジェクトに賛同した8社のクラフトビール醸造所が製造しており、それぞれの醸造所の個性が発揮された仕上がりとのことです。

参加した醸造所は、「Yellow Beer Works」「GROUNDTAP BREWERY」「さかい河岸ブルワリー」「大根島醸造所」「ぬとりブルーイング」「ふたこビール醸造所」「BREWMIN'」「本庄銀座ブルワリ」です。

原料となるカカオハスクの提供は、チョコレートを使用した洋菓子の製造と販売するチョコレートデザイン株式会社が行いました。

クラフトビールの開発に当たり、アサヒユウアス株式会社はアサヒグループ内で集積したビール製造の知見を活かし、クラフトビール製造の開発支援を実施しました。

「CACAOMOIクラフトビール」の販売は数量限定で1月15日(月)から

8社の醸造所が製造したオリジナルのクラフトビール「CACAOMOIクラフトビール」は、1月15日(月)からアサヒユウアス株式会社のECサイト「SUSTAINABLE CRAFT ONLINE SHOP」で販売受付が開始します。

また、1月下旬以降に各醸造所などでも、数量限定で順次販売開始予定とのことです。

アサヒユウアス「SUSTAINABLE CRAFT ONLINE SHOP」

https://asahiyouus.shopselect.net/

<参照>

カカオ豆の皮をアップサイクルする「CACAOMOIプロジェクト」

 

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