トリガーとはきっかけ・引き金を意味する言葉ですが、業界や利用シーンによって意味合いが少し変わることもあります。
本記事では業界・シーン別のトリガーの意味を解説。具体的な使い方や例文も紹介します。
- トリガーの意味
- 業界・シーン別のトリガーの意味
- トリガーの具体的な使い方
トリガーとは
トリガーとはきっかけ・引き金のことです。「事業が軌道に乗ったトリガー(きっかけ)」「クレームになったトリガー(きっかけ)」のように使われます。
業界・シーン別のトリガーの意味と使い方
トリガーは医療や金融など、使われる業界により意味が少し異なる言葉ですが、きっかけ・引き金の意味から遠く離れることはありません。業界・シーン別のトリガーの意味と使い方を紹介します。
ビジネスシーンにおける意味と使い方
ビジネスシーンでは単純に「きっかけ」「引き金」「結果に対する原因・要因」の意味でトリガーが使われます。たとえば「解約率が改善したトリガーは、Aの施策だった」のような使い方をします。
医療における意味と使い方
医療におけるトリガーは、主に「医療機器を作動させるための機能」を意味します。たとえば人工呼吸器には患者の自発呼吸に呼気を感知し、吸気の機能を作動させる機能があります。
金融における意味と使い方
金融においてもトリガーは「きっかけ」「引き金」の意味で使われますが、「トリガー〇〇」のような明確な定義のある言葉として使われています。
たとえば「トリガー条項」は、あらかじめ定めた条件を満たした場合に発動する条項のことです。債券の利払停止や元本削減などに、トリガー条項が設けられます。
ITにおける意味と使い方
IT業界ではある出来事が起こったときに特定の処理をするソフトウェアの仕組みをトリガーと呼びます。たとえば「xx時になったらプログラムを実行する」「システム起動時にプログラムを実行する」のようにトリガーを活用します。
ノートパソコンやスマートフォンを一定時間操作しないと、自動的にスリープモードになるでしょう。これもトリガーのひとつです。
心理学における意味と使い方
心理学におけるトリガーは「人の心を動かすきっかけ」「心を動かすための仕掛け」という意味です。心理トリガーとも呼ばれます。
この心理トリガーはマーケティングの世界でよく活用されています。たとえば定期購入ユーザーにプレゼントを提供したり、サービスの申し込みページから離脱しようとしたユーザーに「特別オファー!今だけ30%オフの価格で利用できます」のようなポップアップを表示したりします。
トリガーの意味は業界や利用シーンによって異なる
- トリガーの意味はきっかけ・引き金
- トリガーの意味は業界や利用シーンによって少しずつ異なる
- IT・金融・医療業界におけるトリガーはやや特殊
トリガーにはきっかけ・引き金の意味がありますが、業界や利用シーンによって意味合いが微妙に異なります。
特にIT・金融・医療業界では通常とは異なる使われ方をすることも多いです。「トリガー条項」のような専門用語もあります。相手の言う「トリガー」が何を意味しているのかわからなかったら、雰囲気で判断せず、意味や意図を確認するようにしてください。
【関連記事】
コンプライアンスとは?意味をわかりやすく解説!知らずに違反するケースも確認しよう
近年、報道やニュースなどで耳にするようになった「コンプライアンス」。法令遵守という単語の意味だけでなく、倫理や道徳などもコンプライアンスに含まれており、意識した行動が求められます。 そんな...
OJTとは?メリット・デメリットから成功させる5つのポイントを解説
日本では多くの企業が導入している「OJT」。社内で新人指導を行う教育制度は、。実務を通して仕事の進め方を身に付けるため、即戦力となる人材を育てやすいのが特徴です。 本記事ではそんなOJTの...
証憑(しょうひょう)とは?種類や保存期間、電子保存の要件を解説
証憑(しょうひょう)とは、社内外で行われるあらゆる取引の成立を証明する書類です。証憑は売上・仕入れ・従業員にかかわるものと、それ以外のものの4種類に大別できます。 日常では使うことがない言...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう