1月8日(月)は成人の日。今年20歳の集い(成人式)を迎えた若者は、どんな価値観を持っているのでしょうか。
インターネットリサーチ企業である株式会社マクロミルが、2024年の新成人500人を対象に、関心ごとや価値観を尋ねる調査を実施しました。この調査は2008年から開始している定点調査で、今回で17回目となります。
少子化対策に関心を持つ新成人が年々増加
新成人500人へ、関心がある政治・経済・社会のニュースをたずねると、「少子化対策」が43.0%と1位の結果に。2022年の調査と比較すると8.2ポイント増加し、年々増加傾向にあります。
「働き方改革・女性活躍推進」が37.4%、「教育改革・子育て支援」が35.6%と続きました。
海外志向に関する質問では、「外国語習得」に「関心がある」「やや関心がある」と回答した人が66.8%となり、最多となりました。コロナ禍の2021年~2023年は下降気味だったものの、再度関心が高まっているようです。
一方、円安が影響しているのか、「海外旅行」(63.2%)は昨年よりも2.6ポイント低下しました。
今年の新成人は「自分らしさを大切にする」傾向に
ChatGPTなどのAI(人工知能)が注目を集めるなか、新成人の57.0%が「期待している」と回答。また、57.2%が「不安がある」と答えています。
「AIに仕事を奪われる可能性があると思う」という人は全体の51.8%に上り、半数以上が危機感を覚えているようです。
AIに仕事を奪われないためにすべきことは何かを聞くと「AIを使いこなすためにITスキルを磨く」「人にしかできないクリエイティビティを発揮できる仕事に就く」「対人関係を大切にする」などの回答が集まりました。
また、自身の価値観や特徴については「自分らしさ(他者は他者、自分は自分)を大切にする」が1位。2位以降は「仕事よりプライベートを重視する」「推し活にお金をかける」「多様性を重んじる」が続きました。
自分のライフスタイルを尊重し、他人の生活にも理解のある新成人が多いようです。
「Z世代とまとめられる風潮」に対しては「どちらとも言えない」が41.6%と最多。「とてもポジティブ」「ややポジティブ」に捉えている人と「ややネガティブ」「とてもネガティブ」に捉えている人が約3割ずつと、意見の分かれる結果となりました。
調査概要
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国、2024年成人式の参加対象者
※2003年4月2日~2004年4月1日生まれで、2024年(令和6年)1月の成人式の対象年齢
割付方法:男性250人、女性250人/合計500人
調査期間:2023年12月7日(木)~12月14日(木)
<参照>
【1/8 成人の日】 新成人500名に調査(マクロミル調べ)「Z世代とまとめられる風潮」には肯定・否定ともに約3割/「ワーホリ」への関心が急上昇
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