人権の理解を促す活動を行う東京都人権プラザは2024年1月25日(木)、令和5年度第3回人権問題都民講座「多様な性が認められる社会に向かってーー『思いやり』を超えた環境づくりのために」を開催。講座はオンライン・会場で実施され、無料で受講できます。
性の多様性が認められる社会を実現するためには?
日本におけるLGBTQ+当事者層の割合は9.7%(※)とされています。決して少なくない数のセクシュアルマイノリティが存在する現状で、ここ数年で多くの企業がD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の取り組みを導入するようになりました。
人種、年齢、障がいの有無など、さまざまな側面から「マイノリティ」とされる人を含むすべての人権を尊重する社会を目指す流れになってはいるものの、いまだに社会的な課題は多く残っています。
たとえば、LGBTQ+の就労における課題として挙げられるのは、差別やハラスメント、カミングアウトによる不利益などです。本講座ではこのような当事者が日常生活で直面する問題と向き合い、1人ひとりがどのように行動すべきかを考えます。
講座受講後も自ら学べる
本講座の講師は、LGBT法連合会事務局長の神谷悠一さん。著書『LGBTとハラスメント』『差別は思いやりでは解決しないジェンダーやLGBTQから考える』『検証「LGBT理解増進法」SOGI差別はどのように議論されたのか』を出版するなど、性の多様性に関する知見をもち合わせた人です。
本講座は事前申し込み制で、参加費はかかりません。参加者にはフォローアップ・テキスト(事後学習資料)が配布され、行動実践やさらなる理解促進のための事後学習が可能です。
講座概要
講座名:令和5年度第3回人権問題都民講座「多様な性が認められる社会に向かってーー『思いやり』を超えた環境づくりのために」
日時:2024年1月25日(木)18:30〜20:30 開場 18:00)
開催方法:会場及びオンライン(Zoom)開催
会場:東京都人権プラザ 1階 セミナールーム
主催:東京都人権プラザ
参加方法:2024年1月18日(木)までに申し込みフォーム(https://forms.office.com/r/snaBCuszXQ)もしくは電話にて申し込み
参加費:無料
定員:会場 60人、リモート 200人(会場参加は応募多数の場合は抽選、リモート参加は申込人数によって増員あり)
〈参照〉
多様な性が認められる社会に向かって-「思いやり」を超えた環境づくりのために
【関連記事】
10人に1人がLGBTQ+当事者。婚姻の自由を目指し、マイナビウエディングが特設サイトをオープン
株式会社マイナビが運営する結婚式情報サイト「マイナビウエディング」は2023年11月22日(水)、ウエディング業界におけるLGBTQ+の理解増進プロジェクト「OVER THE RAINBOW W...
ダイバーシティの意味とは?インクルージョンとの違いや種類などを紹介
平成後期から令和にかけてよく耳にするようになった「ダイバーシティ」。日本では「多様化」という言葉の方が使用される頻度は高いかもしれません。 そんな「ダイバーシティ」の意味を解説。インクルー...
LGBT理解増進法案、当事者はどう思っているのか? ダイバーシティ求人サイト運営企業がアンケート調査を実施
株式会社JobRainbowは、6月16日(金)に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(以下、LGBT理解増進法)」が成立したことを受け、LGBT...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう