デジタルビジネス運用支援で企業の脱炭素DXを推進する株式会社メンバーズは、「サステナブルWebデザイン」のガイドラインとチェックリストを公開。
同ガイドラインは、消費電力やCO2排出量を抑制しつつ、ユーザーや環境、社会、ビジネスなどにとってもユーザービリティが高いWebサイトのデザインを実現するために公開されました。
ICTのCO2排出量は世界全体の2%前後
インターネットの普及に伴い世界的にデータ消費量は増加しており、ICT(情報通信技術)によるCO2を含む温室効果ガスの排出量は、世界全体の1.8~2.8%を占めると推定されているそうです(※)。
株式会社メンバーズは、インターネットにおけるCO2排出量削減も急務ととらえ、今回のガイドラインを公開しました。
実際の事例では、パシフィコ横浜のWebサイトリニューアルが挙げられます。
この事例では、リニューアル前と比較して約4割のCO2排出量削減を実現しました。
CO2相当量に換算した値であるCO2eでは、年間約6.8t-CO2eの削減を想定。この量は、約772本の杉の木が1年間に吸収するCO2量に相当します。
※Charlotte Freitag, Mike Berners-Lee, Kelly Widdicks, Bran Knowles, Gordon S.Blair, and Adrian Friday「The real climate and transformative impact of ICT: A critique of estimates, trends, and regulations」より(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666389921001884)
サステナブルWebデザインの概要
サステナブルWEBデザインでは、ガイドラインとチェックリストが公開されています。
ガイドラインでは、サステナブルWebデザインの概要から、具体的な実装手法や実践例、WebサイトのCO2排出量計測ツールなどが紹介されています。
チェックリストに盛り込まれている内容は、画像やソースの最適化、消費電力と配色、ページ読み込み速度やユーザービリティの改善、サーバー負荷軽減、再生可能エネルギー利用などです。
データ圧縮やユーザービリティの向上を行い、サーバーの電力消費を抑え、WEBサイトをサステナブルに最適化することができます。
<参照>
「サステナブルWebデザイン」ガイドラインを公開!ユーザーや環境に良いWebサイトの実現を推進
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