HOMEライフスタイル 自治会や町内会でDXを推進 大東建託がアプリ「My自治会」をリリース

自治会や町内会でDXを推進 大東建託がアプリ「My自治会」をリリース

青木一真

2024/01/11(最終更新日:2024/01/11)


このエントリーをはてなブックマークに追加

大東建託株式会社は、自治会運営をデジタルでサポートするスマートフォン向け無料アプリ「My(マイ)自治会」を2023年12月25日(月)にリリースしました。また、WEB版も公開されています。

自治会が抱えていた課題

地域の人びとが集まって生活の向上や互助などを目指す自治会は、住民同士の地域活動や情報共有に役立っていました。

しかし、2022年4月に行われた総務省の「地域コミュニティに関する研究会 報告書」では、役員の業務負担や自治会加入率の低下が明らかに。

自治会を運営する地域住民にとって、回覧板の管理や集金などが負担となること、情報伝達の遅延や不足などの問題があるといい、さらに自治会では意見表明を行いにくいという課題もありました。

My自治会の機能とメリットとは

「My⾃治会」は、自治会の役員と地域住民のコミュニケーションをより円滑にするサポートを行います。全国各地の自治会で利用可能な回覧板機能やアンケート機能、自治会費集金機能を搭載しています。

2022年度には、約20の自治体で同アプリの試行運用を行っています。「回覧板や集金に来ていただく申し訳なさが解消される」「回覧板の待ち時間がなくなり新鮮な情報が届く」「会合で言いにくいこともコメント機能を通じて伝えやすい」といったフィードバックが得られており、役員の業務効率化だけでなく、地域住民の潜在的な課題も解決できていました。

同アプリは情報共有だけに留まらず、自治会の参加を促進し、地域活性化への寄与も目指しているとのことです。

<参照>

【サステナビリティ】「My自治会」アプリを全国展開、自治会や町内会の運営にDXを推進

総務省 地域コミュニティに関する研究会 報告書

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード