一般社団法人VRMコンソーシアムは、2023年12月22日(金)に「アバター」を審査・表彰する「アバターアワード2023」の授賞式を開催。その模様はニコニコ公式生放送とYouTubeにて公開されました。
「アバター」とは、メタバース(仮想空間)上の自己の分身であり、メタバース上でのアイデンティティを確率するためのものと言えるでしょう。
なお、この社団法人には、ニコニコ動画などのWEBサービス提供を行う株式会社ドワンゴが加盟しています。
3Dアバターとメタバースの盛り上がりについての解説
VR ChatやVTuberの登場などにより、メタバース内での3Dアバター文化が盛り上がり始めています。ゲームでは特に広がっており、「Minecraft」「フォートナイト」などが代表例として挙げられるでしょう。
本イベントの開催意義について
今回開催された「アバターアワード」は、既存のエンタメ業界ではあまり見られなかった、独創的な進化を続けるアバター文化をより振興するとともに、3Dアバターを制作するクリエイターの社会的認知度向上を目的に開催されています。
豪華クリエイター陣が審査を行っており、人気ファッション誌『ViVi』編集・ライター出身のファッションディレクター軍地彩弓氏や、服飾デザイナーの丸山敬太氏、ゲーム『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』のディレクターのヨコオタロウ氏が参画しました。
コンテストは、12の最終ノミネート作品がバーチャルランウェイ形式で競い合い、審査員は、キャラクター性・ファッション性・先進性などさまざまな観点で議論が交わしたといいます。
最優秀賞を受賞した作品は、審査員から「デジタルならではの、デジタルにしかできないファッションへの挑戦がそこかしこに詰め込まれていてクオリティが高い作品」と評されました。
<参照>
メタバース時代のファッションコンテスト「アバターアワード2023」400点を超える応募作品から各賞が決定
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