独立系アーティストの海外展開を支援する一般社団法人Independent Music Coalition Japan(IMCJ)が2024年1月15日(月)からの3日間、音楽業界のグローバルマーケティングが学べるオンライン講座「ニュースタンダードミュージックマーケティング(NSMM)」を開催します。
音楽業界に精通したプロが集結し、講座を開催
現在の音楽業界はストリーミングによってボーダーレスになり、海外での需要創出と国内でのさらなる需要拡大が加速しています。
日本のアーティストがグローバルに活躍する時代が到来した今、音楽業界のグローバルマーケティングが重要視されているといえるでしょう。
IMCJは毎年、大手レコード会社、インディペンデントレーベル、DIYアーティスト(※1)などが参加する無料講座「NSMM」を実施。今回は計3回の講座を通して、海外戦略にアプローチしたグローバルマーケティングについて学びます。
(※1)DIYアーティスト:レコード会社などに頼らず曲を自作して配信するアーティストのこと。ラジオやテレビ番組への出演を通じてPRすることもなく、急にネット上でヒットを飛ばすことが増えています。
1回目の講座は、ライターの竹田ダニエル氏が「『海外進出』の再解釈(仮)」と題して、海外を見据える日本アーティストに必要な知識やマインドセットなどを考えます。
2回目はVegas PR Group 代表・ディレクターのLauren Rose Kocher氏が「2024年における海外向けPRの最新事例」を解説。
そして、3回目は株式会社ライツスケール取締役の森﨑樹生氏、株式会社SPACE SHOWER FUGA アカウントマネジャーの廻谷汐美氏、株式会社ヒップランドミュージック FRIENDSHIP.div.プロデューサーの平大助氏が「デジタルディストリビューター(※2)からみる日本アーティストの海外事例」について語り合います。
(※2)ディストリビューター:配給者、または卸売業者のこと。
出典:Spotify「『Spotify Music Seminar』レポート 日本の音楽を世界へ届ける最良のパートナーとして」
2024年、3つの新たな活動を開始
さらに、2024年に展開する予定の3つの新規活動を紹介。1つ目は、年齢、性別、国籍などの垣根を超えたステークホルダーがあらゆる問題を自由に議論できる「Global Diversity Standards 分科会」を設置。また、楽曲のデジタル配信を拡大すべく、ディストリビューター会員を設ける予定です。
さらに、バークリー音楽大学バレンシア校教授との共同プロジェクトが発足。Emilien Moyon教授による音楽ビジネスの講義にて、スペイン発のレーベル「Disrupción Records」を研究対象として、IMCJ メンバーが原盤活用プロジェクトを進めます。
講座概要
期間:2024年1月15日(月)2024年1月〜17日(水)17:00〜18:00
※終了時刻は回により変更の可能性あり
場所:Zoom
価格:無料
申し込み:https://nsmm2024january.peatix.com/
参加者には各回講座終了後、アーカイブ視聴できるURLが送られます。視聴期限は2024年2月29日(木)までです。
<参照>
一般社団法人IMCJ、レーベル&アーティストのためのグローバルマーケティングを学ぶオンライン講座開催 2024年の新たな取組も発表
【関連記事】
音楽の力で作業効率アップ! JR東日本がシェアオフィスサービス拡充のための実証実験を開始
JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)は、同社が運営するシェアオフィスサービス「STATION WORK」で実証実験「Music for STATION DESK」を11月15日(水)から行います...
イヤホンだけどイヤホンじゃない!? 音漏れ最小のスピーカー「耳スピ」とは?
NTTグループによる初の消費者向け音響ブランド「nwm(ヌーム)」から、イヤホンなのにまるでスピーカーのように使うことができるというオープンイヤー型イヤホン「耳スピ」が発売されました。 耳...
長時間のテレワークで使える! Anker初の耳を塞がないオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン発売
充電器・モバイルバッテリーをはじめ、 デジタル機器周辺アイテムを展開するAnkerが、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホン「Soundcore AeroFit」シリーズの予約販売を開始しています...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう