HOMEイベント パレスチナや中東の問題を「ひとごと」にしないために イラクで医療支援を行うNPO職員が解説するイベント開催【パルシステム東京】 

パレスチナや中東の問題を「ひとごと」にしないために イラクで医療支援を行うNPO職員が解説するイベント開催【パルシステム東京】 

ヒロセエリ

2023/12/21(最終更新日:2023/12/22)


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生活協同組合パルシステム東京は、新宿本部で「ナイトピースカフェ」を2024年1月12日(金)開催し、その模様をオンライン配信することを発表しました。

ナイトピースカフェでは、イラクを中心に子どもの医療を支援するJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)のスタッフから、周辺国イラクからみたパレスチナの状況を聞き、それぞれの文化や価値観、平和の大切さを考えます。

JIM-JETとは

JIM-JETは、イラク戦争で使用された劣化ウラン弾の放射能などの影響で小児がんや白血病を発症した子どもたちの支援をしている団体。

戦争から20年が経った今でも、核兵器が残した見えない爪痕の犠牲となる子どもたちや、イラクの隣国シリアでは内戦が続いています。

イラクから見たパレスチナ

パレスチナ・ガザ地区の戦闘の背景にある問題などを話してくれる講師は、JIM-NETの斉藤亮平氏と長谷川貴俊氏。

イラクとは隣接しないイスラエルですが、パレスチナ・ガザ地区での空爆で犠牲となっているのも、ごくふつうの毎日を送っていた子どもたちや市民です。両氏は「ナイトピースカフェ」で、イラクにいて感じる中東問題と、イラクから見たパレスチナ問題についても解説するとのこと。

イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への空爆は、中東問題の深刻さを改めて浮き彫りにしました。お互いの文化や価値観を受け入れることなく続く、中東をはじめとする世界の報復と暴力の連鎖を止めるためにできることは何でしょうか。

中東というと複雑で難しいイメージですが、今回のイベントでは、「ひとごと」とせずに理解のきっかけを作り、「わかりあう」ことで平和を築く大切さを考える機会にしたいそうです。

パルシステム東京の活動

パルシステム東京は、大人たちが起こす紛争や政情不安により、貧困や飢餓、紛争で苦しむ世界の子どもたちへの支援を目的とする「平和カンパ」に取り組んでいます。カンパ金を募り、パレスチナやウクライナ、アフガニスタンなどで、教育を受けられず、健康的な生活ができない子どもたちを支援する活動団体に対して寄付しているそうです。

2023年度は総額665万8,389円の募金が集まり、JIM-NETをはじめとする7団体に寄付しました。

チョコ募金

JIM-NETでは、寄付のお礼にチョコレートを贈る冬の募金キャンペーン「チョコ募金」も実施中。2006年から毎年おこない、今年で19回目を迎える冬季限定の募金キャンペーンです。

1口2,200円の寄付につき、六花亭のチョコレート×イラク・シリアの子どもたちが描いたかわいい缶のチョコレートを1セット(4缶入り)贈っています。

開催概要

緊急開催「Night Peace Café♪」

日時:2024年1月12日(金)18時~20時
会場:パルシステム東京東新宿本部2階多目的ルーム(東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿)
講師:斉藤亮平、長谷部貴俊(JIM-JET(NPO法人 日本イラク医療支援ネットワーク))
募集人数:会場30人(イラクの軽食つき)、オンライン200人
申込締切:会場2024年1月5日(金)12時、オンライン1月12日(金)18時
申込:会場はこちらから オンラインはこちらから

<参考>
「ひとごと」にしない中東問題 子ども支援の現場から見たパレスチナ 1月12日(金) 〔東京〕

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