およそ100万人がユーザー登録するというライブ動画学習サービスのSchoo(スクー)が、受講データの調査分析を行い「リスキリングの傾向まとめ〜2023年の社会人学習の変化〜」を発表しました。
リスキリングなど「学びなおし」が大切だという声が高まっています。スキルの棚卸し・学びなおしをして、「デジタル領域などにチャレンジしよう!」と志すビジネスパーソンも多いのでは?
すでにトライしている人たちはどのような「学び」を選んだのでしょうか。2024年に向けて、挑戦したい・取り組みたいと考えたときに、ヒントになるかもしれません。
人気授業トップ10は?
2021年から3年間の人気授業をランキング形式で発表した結果では、学習テーマとして、「PCスキル」「AI」「コミュニケーション」が社会人学習での人気だということがわかりました。
従来は仕事・職場においての「コミュニケーション」をテーマにした授業が多くランクインしていますが、2023年は「PCスキル」をテーマにした授業が人気を博した模様。
「PCスキル」を学習テーマとする授業の具体例として「ピボットテーブルの概要」や「Excel マクロ/VBA入門1 マクロの仕組み」などが挙げられています。
効率的なデータ収集・分析のためのExcel活用術が選ばれていることから、新たなスキル習得のために既存の業務を効率化して学習時間の確保を行う人が増えたことが示唆されていると伝えています。
登録会員数の推移
同サービスの登録会員数は、2023年12月現在およそ100万人。社会的にリスキリングの機運が高まり、多くの社会人が「学びなおし」に挑戦していることが明らかになりました。
2024年の学習傾向予測
働き方改革関連法の実施に伴い、時間外労働規制がさまざまな問題を引き起こすと予測される2024年。
Schooは「2024年問題」として、すでに注目を集めている物流/建設業界に限らずに人材/労働力不足により業務効率化への関心が高まり、デジタルスキル習得目標とする社会人が増えるとの見解を示しています。
調査概要
「Schoo」一般ユーザー(無料会員、プレミアム会員)と「Schoo for Business」法人ユーザー(指定研修は除く、自発型視聴のみ)の2019年〜2023年11月末の受講状況をもとに、「社会人学習の変化」と「2023年のSchoo人気授業」について調査。
調査対象期間:2019年1月1日(火)〜2023年11月30日(木)
調査対象会員数:2021年約70万人、2022年は約80万人、2023年は約100万人
(2021年、2022年は12月末、2023年は11月30日時点)
調査主体:株式会社Schoo
<参照>
【調査リリース】「リスキリングの傾向まとめ」2023年版を発表
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