株式会社ジェイックが、新卒学生の特性マッチングサイト「Future Finder」に登録した2025年卒の学生170人を対象に「2025年卒業学生の就職活動状況」に関するアンケート調査を実施しました。
約6割が1社以上に応募
書類選考を受けた社数を聞くと、「0社」との回答が約4割。過半数の人が少なくとも1社以上に応募している結果になりました。
就活の悩みを聞いた自由回答欄では「就活軸の決め方がわからない」「志望業界が定まらない」などの声もあがり、現時点で受けたい企業を絞り切れていない人も少なくないようです。
約4割は面接選考の経験あり
本選考面接へ進んだという社数は、半数以上が0社と答え、面接選考の経験があるという回答の中では1~2社と答えた人が29.4%と最も多い結果に。
面接に関しては「面接が苦手である、うまく話すことができるか不安」「面接で落とされる理由がわからない、面接が通らない」という声があがりました。
9割強が未内定
「内定/内々定をもらった社数を教えてください」と質問したところ、0社と答えた人が95.3%を占めました。
就職活動と大学の授業との両立が難しいという声もあり、スケジュール管理に苦労している学生もいるようです。
新卒採用支援担当者の見解は?
調査を実施したFuture Finderで、8年以上新卒採用に携わる佐藤裕康さんは、次のように見解を示しています。
「今回の調査で改めて就職・採用活動の早期化が見受けられたと同時に、学生は、自己分析や企業選びなど、就職活動の軸を定める段階において手探りの状態で活動していることがわかりました。
売り手市場のなかで内定を得て、入社できたとしても、企業との間にミスマッチがあれば早期退職につながります。学生のみなさんは焦る気持ちを抑え、自分のこれまでの経験を振り返り、強みなどを把握し、働きたい場所や今後のライフイベントのこともじっくり考えた上で、選考に臨みたい企業を選定してください。年末年始に、自分の今後についてじっくり考える時間をとるのもよいでしょう」
調査概要
調査名称:「2025年卒業学生の就職活動状況」に関するアンケート
調査対象:「Future Finder」に登録した2025年卒学生
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年10月7日(土)~11月19日(日)
回答者数:170人
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