労働をめぐる社会課題に向き合うという企業、株式会社綜合キャリアトラストは2023年12月9日(土)・「障害者の日」に、障がい者雇用を促進するためのサービス「ソーシャルコンパス」を発表しました。
企業の8割が障がい者雇用にまつわる課題を感じている
日本では「障害者雇用促進法」により、障がい者の雇用を企業に対して義務付ける政策が導入されています。しかし「障がい者雇用についての調査」(※)によると、調査に協力した8割以上の企業が障がい者雇用にまつわる課題を感じていると回答しました。
課題としては「業務の切り出し」が68.2%、「適性・能力が発揮できる仕事への配置」が63.6%、「従業員の障害への理解」が57.6%となり、障がい者への理解が不十分であることがわかります。
マニュアル制作代行に特化した株式会社フィンテックスと株式会社綜合キャリアトラストが共同開発した「ソーシャルコンパス」は、このような課題と向き合い、業務を切り出しやすいように体系化しています。
業務の切り出しをスムーズに行う「業務整理」
ソーシャルコンパスの中核となる「業務整理」は、障がいのある人それぞれの特性に合わせた適切な業務を切り出すためのサービスです。業務を選定する際には、業務体系表や業務フロー図を作成するため、アセスメント・選定の効率化につながります。
手元にあるだけで安心できるようなマニュアルを作成
オプションとして、業務内容やフローをまとめたマニュアル制作も可能です。マニュアルはそれぞれの特性に合わせて追記できるよう、余白が多く設けられています。たとえば、不安障がいのある人には不安を感じないよう余裕のある作業フローを、ASDの人にはこだわりの強さが活かされるよう、細かい作業内容が追記可能です。
また、人によっては手順の記載だけでは理解が難しいことも。このようなケースでは、赤枠を加えたり、さらにわかりやすい表現に変えたり、さまざまな観点から工夫が行われます。1冊で安心できるようなバイブルとなるマニュアルを目指しているとのことです。
〈参照〉
障がい者雇用サービス「ソーシャルコンパス」スタート。専門性の高い業務整理・分析・選定で、障がいのある方の働き方をサポート|綜合キャリアトラスト(キャムコムグループ)
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