ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、パレスチナとイスラエルの間での武力衝突など、「戦争」というトピックをよく目にするようになりました。
株式会社小学館クリエイティブは、12歳のウクライナ人少女、イエバ・スカリエツカがつづった『ある日、戦争がはじまった 12歳のウクライナ人少女イエバの日記』の日本語版を2023年12月8日(金)に発売しました。訳者は神原里枝氏です。
戦争難民となった少女がつづった戦争日記
著者であるイエバ・スカリエツカさんは両親の離婚をきっかけに祖母の故郷ハルキウ(ウクライナ北東部の都市)で過ごすことに。2022年2月、12歳となる誕生日の10日後にロシア軍事侵攻が始まりました。
突如始まった戦争により人生が一変した彼女は、ボランティアなどの支援によりウクライナを脱出。ハンガリー経由でアイルランドへと避難し、現在はダブリンに住んでいるそうです。
本書は、戦争避難民となった少女がつづった67日間に渡る戦禍での日記であり、戦争のリアルを伝えるものでもあります。
「戦争のリアル」を伝える
本書は、戦争が始まる前の日常から、ウクライナを脱出しハンガリー経由でアイルランドへ避難するまでがつづられます。
避難生活や離れ離れになった友人とのやり取り、突然の戦争を目の当たりにしたリアルな心情が12歳の少女の感性で描写されています。
2022年10月に欧米で『You Don't Know What War Is:The Diary of a Young Girl from Ukraine』として書籍化。今では22カ国以上で出版されています。
戦争のリアルを知ることで、改めて平和について考えるきっかけになる1冊です。
書籍情報
タイトル:ある日、戦争がはじまった 12歳のウクライナ人少女イエバの日記
著者:イエバ・スカリエツカ
翻訳:神原里枝
定価:1,650円(税込)
発売開始日:2023年12月8日(金)
発行:小学館クリエイティブ
Amazonでの購入はこちら:https://amzn.to/47QXIKs
〈参照〉
あなたは本当の戦争が何なのか知らない… 12歳のウクライナ人少女がつづった戦争日記、待望の日本語版発売!
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