京王プラザホテル札幌(北海道・札幌市)は、ホテル館内で不要となったアクリルパーテーションを北海道札幌工業高等学校の生徒たちが加工・制作したクリスマスオーナメントを12月8日(金)から展示します。
感染症対策の備品の取り扱い
2023年5月に新型コロナウイルス感染症が、5類感染症に位置づけられたことを機に、業種別ガイドラインなどにもとづいて設置が推奨されていた検温器、パーテーション、二酸化炭素濃度測定器などの備品についても、事業者判断によって取り扱いできるようになりました。
環境省では、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(2021年4月に施行)」にもとづいて売却などによる有効活用(リユース)や、再資源化(リサイクル)、分別などをしっかりと行ったうえで、熱回収、廃棄などの処分を行うよう呼び掛けています。
環境省|不要になった新型コロナウイルス感染症対策の備品等(パーティション等)について
館内に設置されていたアクリルパーテーションを再利用
コロナ禍にホテル館内の宴会場やレストランに設置していた飛沫防止のアクリルパーテーションが不要となったことを受けて、パーテーションをただ廃棄するのではなくツリーのオーナメントに加工して再利用することをホテル側が着想。
北海道札幌工業高等学校の生徒8人が授業の一環として、デザイン・切削・色付けを行い、オリジナルのクリスマスオーナメントを制作しました。
展示初日となる12月8日(金)には、この企画に携わった高校生らが自らツリーに装飾を行う予定です。
京王プラザホテル札幌の取り組み
同ホテルでは、SDGs達成に向けたイベント開催や、環境に配慮した製品を取り入れるなどさまざまな取り組みを行っています。
たとえば、三本珈琲株式会社が主宰する「SUNSHINE COFFEE PROJECT」に賛同。国連WFPの「レッドカップキャンペーン」を通じた寄付を集めようとオリジナルブレンドコーヒーを提供して、途上国の子どもたちの学校給食支援に協力しました。
廃材を使って制作した小動物のオブジェや館内装飾などが利用客からも好評を博し、2022年にはクリスマスツリーの装飾に生かした実績があるそうです。
今年のクリスマスツリーの企画も、そこから生まれたアイデアだということです。
<参照>
2023年12月8日(金)~飛沫防止パーテーションを加工したサステナブルなクリスマスオーナメントを展示
地域から日本・世界にも視野を広げSDGsへの取り組みを本格化|途上国の食料支援と水域浄化への協力を実施
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