アマゾンジャパン合同会社は12月4日(月)から新サービス「Alexa Smart Properties(アレクサ・スマート・プロパティーズ)」を日本で提供開始しました。
パーソナルAIアシスタントのAlexaを企業や地方自治体向けに提供するサービスとなります。
Alexaをビジネスに利用
企業や地方自治体は、Amazonが提供するAlexa Smart Properties専用に設定されたEchoデバイスを使用し、Alexaを活用したサービスなどを提供することが可能となります。
Amazonと契約するソリューションプロバイダー(SIer)を通じて、Alexaのテクノロジーを施設に一括して導入し、まとめて管理・カスタマイズができるそうです。
導入支援を行っているSIer(12月4日(月)時点)
NTTデータ、TradFit、アクセルラボ、mui Lab、NTTビジネスソリューションズ
同社によると、Alexaは高齢者施設やホテル、マンションなどのビジネスや、地方自治体などの公的サービスで利用することができます。
使用例を紹介
ではこのサービスがどのように使われるか、「Alexa Smart Properties」の導入予定が決まっている、3つの例を挙げて紹介します。
①観光客に向けて
東急ホテルズ&リゾーツ株式会社は、2024年1月にオープンする「SAPPORO STREAM HOTEL」にEcho Show 8を導入します。
客室にあるEcho Show 8はマルチリンガルモードで使用でき、海外から来たゲストに向けて外国語で必要な情報を提供。また、スタッフなどによる地域のおすすめ情報なども、Alexaを通して配信できます。
②高齢者の介護に
株式会社ニチイケアパレスは高齢者施設「ニチイホーム南大井」にEcho Show 8を導入します。
このサービスを導入することにより、声でテレビやエアコン、照明などの家電操作が可能になり、身体に不自由のある人のストレスを解消。
また、デバイスから家族とのビデオ通話や生活の様子をSNSへ送信できるなど、コミュニケーションツール機能も用意しています。
③賃貸管理の手助けに
株式会社インヴァランスは同社の管理賃貸マンションである「CREVISTA 品川西大井Ⅲ」にEcho Show 15を採用しました。
入居者はAlexaを通じてスマートホーム製品を音声で操作できるのはもちろん、賃貸管理会社からの契約更新や施設についての情報などを音声で通知することができます。
<参照>
Amazon、Alexaのビジネス・地方自治体向けサービス「Alexa Smart Properties」を日本で提供開始
北海道初!TradFitは、東急ホテルズ&リゾーツの「札幌ストリームホテル」にAlexa Smart Properties for Hospitalityを導入
アクセルラボ、Amazon「Alexa Smart Properties」のソリューションプロバイダに。住宅や施設向けにAlexaサービスの導入を開始
インヴァランス、Amazon「Alexa Smart Properties」をマンションに導入
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