2023年から本格的に外出することへの規制が弱まり、オフィス出社ができるようになったことでテレワークという働き方も一旦落ち着いたと思います。
今、改めてオフィス出社をして働いている人は、テレワークについてどのように考えているのでしょうか。
株式会社LASSICが運営するテレワーク・リモートワーク総合研究所は、テレワークを経験したことがある全国20歳〜65歳のビジネスパーソン男女1,044人に対し、「テレワークへの意識」についてアンケートを取った調査結果を発表しました。
時間に余裕が
調査の結果、テレワークのメリットとしては「通勤でのストレスがなくなった」が男性が66.9%、女性が72.7%を集め、1位となりました。
勤務場所がオフィスに限定されず、自宅など自分のやりやすい場所で業務に携われるため、通勤時間や満員電車に乗ることで生まれていたストレスがテレワークでなくなったそうです。
ほかにも「プライベート時間が充実した」や「家事や育児、介護など、家の用事に時間が作れるようになった」という回答も多く集まっています。テレワークで働くことにより、時間に余裕がうまれ、自分のライフスタイルが豊かになっていることが分かります。
一方、職場でのコミュニケーション不足に
テレワークは、自分の時間が多く持つことができるといった利点もある一方で、デメリットもあるようです。
調査結果によると、テレワークのデメリットとして最も回答を集めたのは「仕事とプライベートの区別ができない」という意見で、男性が42.3%、女性が43.1%でした。また、「上司、同僚とのコミュニケーションが取りづらい、減った」との回答も多く集まっています。
コミュニケーションが取りづらくなった理由の1つとして、テレワークによりチャットなどで会話を済ませることが多くなり、声での会話の減少が影響しているかもしれません。
テレワークにより自分の時間が多く持てた一方、公私の区切りや職場でのコミュニケーション不足など、デメリットも存在する結果となりました。
調査概要
調査期間:11月10日(金)~11月13日(月)
調査対象:全国20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,044人
調査方法:インターネット調査
<参照>
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