株式会社バイアンドホールドが、18~25歳の男女3,000人を対象に資産運用についての意識調査を実施、結果を公開しました。
コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを重視し、無駄を嫌い経済的には節約傾向が強くみられると評されることが多いZ世代は、投資や資産運用についてどうとらえているのでしょうか。
調査を行った株式会社バイアンドホールドは、金融・起業のマネースクール「Financial Free College」を運営する企業。
また、同社代表の山口貴大さんはSNSで「ライオン兄さん」名義で活動し、著作『年収300万円 FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』を出版したことなどでも知られています。
資産運用に挑戦しているのは回答者の2割
いわゆるZ世代の若者3,000人に、預貯金以外に資産運用を行っているかをたずねたところ、全体の80%が「行っていない」と回答しています。
資産運用を行っていると答えた20%、601人にNISA口座(つみたてNISA、一般NISA)の開設有無を問うと、74%(447人)が「開設している」と回答したそうです。
新しいNISA制度、どう活用する?
すでに資産運用に挑戦している若者層は、2024年に改正される新NISA制度にどう対応しようと考えているのでしょうか。
従来、つみたてNISA・一般NISAのどちらかを選択して投資・運用を行う必要がありましたが、新しいNISA制度では「つみたて投資枠(現つみたてNISA)」と「成長投資枠(現一般NISA)」の併用が可能になります。
また、資産状況などにあわせて、これまで通り併用せずに運用することも認められています。
すでにNISA口座を開設していると答えた447人の半数以上(63%)が、併用すると回答しているそうです。
資産運用を始めてみたいという人は……?
この調査で、回答に応じた3,000人のうち2,399人は、資産運用を行っていないと回答しています。新制度導入を機に、関心は高まっているのでしょうか?
そのうちの28%が新しいNISA制度の開始をきっかけに「(資産運用を)始めようとは思わない」と回答。「始めようと思う」との回答は20パーセントに止まりました。
調査概要
調査期間:2023年11月24日(金)~25日(土)
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:18歳~25歳の男女
サンプル数:3,000人
調査会社:アイブリッジ株式会社
調査主体:株式会社バイアンドホールド
<参考>
<調査>Z世代と新しいNISA制度に関するアンケート調査 NISAの認知度は4割、資産運用を行っているのは2割
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