新年会とは新しい1年のはじまりを祝い、これから始まる1年に向けて気持ちを新たにする会のこと。会社の新年会では、正月モードから仕事モードへの気持ちの切り替えや人間関係の構築などが主な目的です。
本記事では新年会の目的や時期、流れなどをまとめて解説。新年会に参加するときの服装や、参加できないときの断り方も紹介します。
- 新年会の目的や時期をまとめて解説
- 新年会の服装や断り方
- より有意義な新年会を開催するためのポイント
新年会とは
新年会とはその名の通り、新しい1年の門出を祝い、気持ちを新たにするための会です。皇居で行われていた「新年宴会」に由来する行事といわれていますが、今では友人同士や会社など、さまざまな場で新年会が行われています。
忘年会と同じく酒宴・会食をともなうイベントです。
新年会を開催する時期はいつまで?
新年会を開催する時期は1月中が好ましいです。1月末よりも中旬、中旬よりも上旬と、早ければ早いほどいいでしょう。
特に会社の新年会は、正月休みから仕事始めへと気持ちを切り替えるために行われます。正月休みが明けてすぐに新年会を開き、今年の目標や指針をメンバーに伝えることで、仕事のスタートダッシュを切りやすくなるでしょう。
会社が新年会を開催する目的やメリット
会社として新年会を開くことで、社員のモチベーションを高めたりよりよい社内の雰囲気をつくったりできます。
区切りとして、モチベーションを高め気持ちを切り替えるため
会社の新年会は正月休みと仕事始めの区切りとして開かれます。新年会で会社やチームとしての指針を示したり、メンバー同士で新年の抱負を伝え合ったりすることで、正月モードから仕事モードへと気持ちが切り替えられるでしょう。
「もう少し休んでいたいな…」から「今年も1年がんばるぞ!」へと、仕事のモチベーションを高めることが主な目的です。
社員同士の交流・人間関係を円滑にするため
新年会は会食をともなうイベントです。お酒も入るため、仕事場では話さないようなことを話したり、時間をかけて深い話をしたりすることもできるでしょう。
社員同士でじっくり話し交流することで、社内の人間関係が円滑になります。これは仕事にもいい影響をもたらします。社員同士で助け合いながら仕事を進めたり、意見交換が盛んになったり、より良い風土をつくれるでしょう。
会社の新年会の流れは?出し物はある?
新年会の進め方は会社によりさまざまですが、開会の挨拶と乾杯をし、会食・歓談をするのが一般的です。会食・歓談のまま閉会の挨拶を迎えることもあれば、出し物やゲームなどの余興、所信表明などをすることもあります。
新年会の出し物やゲームについては、こちらの記事が参考になります。忘年会向けのゲーム・出し物を紹介した記事ですが、新年会にもおすすめです。
関連記事:忘年会におすすめのゲームや出し物30選を大人数・少人数に分けて紹介!新人向けの出し物、簡単にできる出し物も紹介
会社の新年会に参加するときの服装
会社の新年会に参加するときは、なるべくフォーマルな服装を選びましょう。居酒屋のようなカジュアルな会場でも、ある程度のフォーマルさは残したいです。ビジネスカジュアルなコーディネートを意識すると失敗しないでしょう。
男女・年代別の具体的なおすすめコーディネートは以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:会社の忘年会の服装マナー|年代・男女別・ホテルなどシチュエーション別のコーデを紹介
会社の新年会を欠席するときの断り方
会社の新年会には新しい1年に向けた気持ちの切り替え、社内の人間関係を円滑にすることなどの目的があります。普段の飲み会よりも、参加する意義は大きいでしょう。
しかし、新年会に参加したくない人、参加できない人もいるはずです。家族の介護や育児などで参加できないなら、その理由を伝えて断るといいでしょう。参加できない理由を丁寧に伝えることと、参加したかった旨を伝えることで、角を立てずに参加を断れるはずです。
このような理由がなくても、「会社の飲み会は苦手」「自分のために時間を使いたい」という理由で参加したくない人もいるでしょう。この場合、理由を伝えずに参加を断るといいかもしれません。理由を聞かれたら、「どうしても外せない予定がある」と曖昧に答えておくといいでしょう。
新年会を開催するときのポイント
新年会をモチベーションアップや人間関係の構築などにつなげるためのポイントを5つ紹介します。
ポイント1.予約は早めに取る
新年会は1月の、なるべく早い時期に開きたいです。そのために、予約は早めに取りましょう。ほかの会社や学生の新年会などでお店が埋まってしまうこともありえます。11月頃から新年会の予約を受け付けはじめるお店もあるので、このようなお店を探すのもいいでしょう。
ポイント2.メンバーや社風に合った会場を選ぶ
新年会に参加するメンバーや自社の社風、目的に合った会場を選びましょう。少人数で会食・歓談がメインなら、居酒屋や少し高級なレストランがおすすめです。大人数の新年会や社風が硬い会社なら、ホテルのような広くてフォーマルな会場がいいでしょう。
ポイント3.挨拶の依頼、出し物、景品の準備は12月には終わらせる
新年会の挨拶は社長や部長など、役職者に依頼するのが一般的です。忙しい役職者が落ち着いて準備できるよう、12月のなるべく早いうちに挨拶の依頼をしておきましょう。
出し物やゲームをする場合も、12月中に準備を済ませておきたいです。道具が必要な出し物やゲーム、景品を用意する場合は、特に早めの準備を心がけましょう。
ポイント4.状況に応じてオンライン開催も検討する
「リモートワークの社員が多くひとつの会場に集まるのが難しい」「感染症が流行している」など、状況によっては新年会のオンライン開催も検討しましょう。画面共有を使った出し物やゲームができる、自宅でそれぞれ好きな食べ物・飲み物を用意できるなど、オンライン開催ならではのメリットもあります。
ポイント5.参加を強制しない
新年会はできるだけ多くのメンバーに参加してもらいたいものですが、参加を強制しないようにしましょう。最近は会社の飲み会やイベントに参加したくないという人も増えています。参加を強制することが、ハラスメント問題に発展することもありえます。
自由参加であると周知すること、社員が参加したくなるような企画を考えることが大切です。
目的意識をもって新年会を開き、より良い1年につなげよう
- 会社の新年会の目的は、気持ちの切り替えと人間関係の構築
- 所信表明や簡単な出し物を用意すると、新年会が盛り上がりやすい
- 強制参加はNG、参加したくなるような新年会を開こう
会社の新年会には「正月モードから仕事モードへと気持ちを切り替える」「社員同士の交流を促し、人間関係を円滑にする」などの目的があります。
これらの目的を意識して新年会の挨拶を考えたり、所信表明の時間を設けたりすると、より有意義な新年会を開けるでしょう。簡単な出し物やゲームを用意するのもおすすめです。
最近は会社のイベントや飲み会に参加したくないという人も増えているため、新年会の参加を強制しないこと、社員が参加したくなるような新年会を開くことが大切です。本記事を参考に、参加したくなる新年会を検討してみてはいかがでしょうか。
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