HOMEビジネス 550円均一のお薬ブランドが登場!? OTC医薬品ってなんのこと?

550円均一のお薬ブランドが登場!? OTC医薬品ってなんのこと?

服部真由子

2023/12/01(最終更新日:2023/12/01)


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全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社が、OTC医薬品プライベートブランド「5COINS PHARMA」を2023年5月に立ち上げ、550円(税込)均一価格で14品目の薬品を販売しています。

従来は自社の薬局とECサイト「日本調剤オンラインストア」でのみ取り扱いをしていましたが、この11月から株式会社アイリスファーマが運営する薬局にも販路を拡大しました。

2023年11月時点で、取り扱い店となったアイリスファーマ系列の薬局は以下の4店舗です。

シオンドラッグ 大磯国府薬局(神奈川県中郡大磯町)
あけぼの薬局 神大寺店(神奈川県横浜市)
あけぼの薬局 新浦安店(千葉県浦安市)
あけぼの薬局 ひばりが丘南店(東京都西東京市)

OTC医薬品とは?

処方せんに記載された医師の指示をもとに、薬剤師が薬を調合する「調剤薬局」で購入する医薬品とは異なり、薬局・薬店・ドラッグストアなどで、処方せん無しで購入できます。

従来は、「市販薬」などと呼ばれていたそうですが、2007年からは「OTC医薬品」に呼称を変更・統一しました。

頭が痛い、胃の調子がよくない……などちょっとした不調の時に、ドラックストアに駆け込んだことはありませんか?

消費者が、薬局・薬店に陳列されたさまざまな商品から選んで購入できるお薬が「OTC医薬品」。昨今では、コンビニにお薬が並んでいるのを見たことがある人もいることでしょう。

※コンビニエンスストアでの医薬品販売は薬事法に基づいて登録販売者の設置が求められるなどさまざまな条件があります。

日本OTC医薬品協会|くすりについて

5COINS PHARMAとは

鎮痛解熱剤、胃腸薬、鼻炎、のどの痛みや炎症を抑える薬、口内炎治療薬、鎮痛に働きかける成分が配合されたシップや、虫刺され、湿疹などのかゆみ止めなど14アイテムがそろっています。

同社によると、家庭や自宅での常備薬としての使いやすさと品質と有効成分量にこだわったうえで、リーズナブルで、わかりやすい均一価格を設定を実現した取り組みだといいます。

ロキソプロフェン錠「RX」(第1類医薬品/解熱鎮痛薬)
アセトアミノフェンE錠(第2類医薬品/解熱鎮痛薬)

トピック鼻炎カプセル(指定第2類医薬品/鼻炎用内服薬)
アズセグローチ(第3類医薬品/口腔咽喉薬(せき、たんを標榜しないトローチ剤を含む))
のどスプレーAZC(第3類医薬品/口腔咽喉薬(せき、たんを標榜しないトローチ剤を含む))

睡眠改善薬「DS」錠(指定第2類医薬品/催眠鎮静薬)

ベッセンH2錠(第1類医薬品/ヒスタミンH2受容体拮抗剤含有薬)
サーボン胃腸薬(第3類医薬品/制酸薬)

アイン口内軟膏A(指定第2類医薬品/口内炎用薬)
BTエイトクリーム(指定第2類医薬品/みずむし・たむし用薬)
ノンカユミール(指定第2類医薬品/鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬(パップ剤を含む))

ラクピオンS(第3類医薬品/鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬(パップ剤を含む))
ロキプフェンテープ(第2類医薬品/鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬(パップ剤を含む))
ロキプフェンテープL(第2類医薬品/鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬(パップ剤を含む))

<参考>

日本調剤のOTC医薬品シリーズ『5COINS PHARMA』アイリスファーマ4店舗で販売開始

業界初※1の“550円(税込)均一”OTC医薬品シリーズ 日本調剤のプライベートブランド『5COINS PHARMA』が誕生

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