HOME小さなアイデアが世界を変える? コロンビア大学ビジネススクール特別講義が邦訳書籍に

小さなアイデアが世界を変える? コロンビア大学ビジネススクール特別講義が邦訳書籍に

服部真由子

2023/11/21(最終更新日:2023/11/21)


このエントリーをはてなブックマークに追加

NHK番組『白熱教室』シリーズ(NHK教育テレビジョンで放送)のコロンビア大学編に講師として登場したことでも知られる、心理学者・シーナ・アイエンガー教授による書籍『THINK BIGGER』が、邦訳書籍化されました。

『THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(NewsPicksパブリッシング刊・税込価格2,420円)として、11月20日(月)から全国の書店やオンライン書店に並んでいます。

本書を出版するNewsPicksパブリッシングは、経済情報プラットフォーム「SPEEDA」などを運営する株式会社ユーザベースの出版部門です。

ベストセラー『選択の科学』に続く2作目

本書は、「人は多すぎる選択肢を望まない」という心理学上の発見をつづったベストセラー書『選択の科学』(2010年/文藝春秋刊・税込価格1,780円)に続く、シーナ・アイエンガー教授の2作目です。

コロンビア大学ビジネススクールでの講義「THINK BIGGER」を書籍化したもので、世界的な心理学者が、10年の歳月をかけて開発した「思考・課題解決メソッド」を1冊にまとめたといいます。

成功するアイデアには“共通の型”あり?

Netflix、Amazon、Microsoftといった企業ストーリーや、パブロ・ピカソ(画家)、アンリ・ポアンカレ(数学者)、マハトマ・ガンジー(政治指導者)らのエピソードをトピックに用いて、社会、事業や業績を劇的に好転させた「アイデア」には共通のスタイルがあると指摘。

アイデア創出の重要性については「(誰かの)アイデアを見守る1人ひとりが、それに自分なりの理解を与えるうちに、アイデアそのものが、構想者が想像もしなかったほど大きくなっていく」などと言及されているそうです。

日本語訳は前作に続き、翻訳家の櫻井祐子さんが手がけました。

著者プロフィール

シーナ・アイエンガー(Sheena Iyengar)

心理学者、コロンビア大学ビジネススクール教授

1969年、インド移民の両親のもとカナダで生まれる。

3歳で眼の疾患を診断され、10代後半で完全に視力を失うが、普通学校に進学することを選択し、大学進学後は「選択」を研究テーマとする。

スタンフォード大学より博士号取得(社会心理学)。「経営思想界のノーベル賞」と称されるランキング「Thinkers50」に4度にわたり選出。米大統領より卓越した若手研究者に贈られる「Presidential Early Career Award」を3度受賞しています。

イノベーション、選択、リーダーシップ、創造性研究の世界的トップランナーとして知られ、「選択理論(商品の種類は少ない方が売上が多い)」はマーケティング業界でもひろく活用されています。

同理論を書籍化した『選択の科学』は各国でベストセラーに。日本では発行部数18万部を記録、NHK『コロンビア白熱教室』は同書にもとづく講義を番組化・放送しています。

書籍概要

『THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義』

著者:シーナ・アイエンガー
訳者:櫻井祐子
発売日:2023年11月20日(月)
定価:2,420円(本体2,200円+税)
発行:NewsPicksパブリッシング
版型:46判並製・384ページ
Amazon:https://amzn.to/49Z7TOD

<参照>

【NewsPicks】全盲の世界的心理学者、『選択の科学』から13年ぶりの最新作『THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義』を刊行

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード