HOMEビジネス 音で認知機能をケアできる!? 落合陽一氏の企業と塩野義製薬が共同開発「ガンマ波サウンド」とは?

音で認知機能をケアできる!? 落合陽一氏の企業と塩野義製薬が共同開発「ガンマ波サウンド」とは?

青木一真

2023/11/17(最終更新日:2023/11/17)


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ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PxDT)と塩野義製薬株式会社が共同で、「ガンマ波サウンド」を開発しました。

PxDTは、筑波大学図書館情報メディア系助教デジタルネイチャー研究室主宰者の落合陽一氏が代表を務め、ダイバーシティ&ヘルスケア領域での研究開発と事業化に取り組む企業です。

ガンマ波サウンドとは?

ガンマ波サウンドとは、日常生活を送りながら認知機能ケアを行う可能性のある「音」だといいます。

2021年から、両社は感覚刺激による脳のリズム活動の変化に注目し、サービス開発のための共同研究を行い、ガンマ波サウンドを共同開発しました。

人が問題を解決するための思考をしているときの脳波である「ガンマ波」と同じ帯域の音だそうです。

認知機能に障害があるときは、ガンマ波の活動が低下していることが、2005年に学術論文(Herrmann, C. S., & Demiralp, T. 2005年『Human EEG gamma oscillations in neuropsychiatric disorders』Clinical neurophysiology, 116(12), 2719-2733.)として報告されています。

40Hz周期の音を聴くことは、臨床試験においても認知機能悪化や、脳萎縮などの抑制が期待できる研究結果が得られたそうです。

しかし、研究で用いられたガンマ波の40Hzの音は、単純な音が続くパルス音でした。その音に、音声情報などを含めることができず、日常生活においての活用が難しいと考えられていました。

塩野義製薬とPxDTは、リアルタイムでテレビやラジオなどの音を40Hzに変調できる技術を開発。このガンマ波変調技術を用いた「ガンマ波サウンド」を公開するに至りました。

「ガンマ波サウンド」は、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSのクリエイティブイノベーション部門でゴールド賞、ICCサミット賞をダブル受賞しました。

<参照>

塩野義製薬と共同開発した「ガンマ波サウンド」が「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にて、クリエイティブイノベーション部門ゴールドとICCサミット賞をダブル受賞

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