菅公学生服株式会社(以下カンコー学生服)は、カンコー学生服の営業拠点である大阪菅公学生服株式会社と共創し「制服の余り生地をアップサイクル!学校にエコフラワーを咲かせるプロジェクト」を開始しました。
カンコ―学生服は、学校の制服や運動服を自社国内工場で年間約600万枚を製造しており、日本全国の学校15,000校以上に納入実績がある、スクールユニフォーム業界のリーディングカンパニーです。
制服製造では生地のあまりが発生してしまう
同社では、学校制服を製造するにあたって、再生ペットボトルを利用したり、廃棄が少なくなるようにCAD(設計図作成を行うコンピュータソフト)の自動マーキングシステムを活用したりしています。しかし、完全に廃棄をゼロにすることは困難で、どうしても製造工程で残りが出てしまっていたそうです。
そういった余り生地について、これまでは子どもたちのものづくり・SDGsの体験教室を展開し、お守りやエコバッグづくりなどに活用していました。
制服のハギレを花に大変身
今回の取り組みでは、制服のハギレを生かしたオリジナルグッズ「エコフラワー」を制作できる教材を全国の小学校・中学校・高校へ提供します。先んじて、9月には岡山私立竜操中学校で実際にエコフラワーをつくってもらうワークショップも実施しました。
制服は、学校在学中に長期間着用することから、サステナブルを身近に感じやすい素材でもあります。ハギレを使ったグッズ制作にとどまらず、教材を通して地球環境やSDGsに対して考察する機会をつくることが狙いだそうです。
同社によると、作ったエコフラワーは「学校以外に寄贈、学校に飾る、誰かにプレゼント、自分自身でもっておくなど自由に活用いただけます」(同社)とのことです。
なお、この取り組みは公益社団法人2025年日本国際博覧会(大阪万博)の「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジに登録されています。
<参照>
制服の余りの生地で咲かせるエコフラワープロジェクト 大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジに登録
ICTを活用したSDGsセミナー&制服の余り布を活用したお花づくり|岡山市立竜操中学校
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