産業保健支援サービスを提供する株式会社エムステージは、20代から50代の会社員435人を対象に、新型コロナ5類移行のギャップによるストレスについてアンケート調査を実施しました。
本記事は株式会社エムステージが実施・公開したアンケート調査を引用しています。
(20周年記念特設サイト:https://lp.ms-sanpo.jp/anniversary-20/)
コロナ禍と5類移行後の今、働き方に変化は?
「コロナ禍(主に2020年~2022年)」と「現在(5類移行後)」の働き方を比べると、51.5%の会社員が「変化がある」と回答しました。
働き方について、最も変化が大きかったのが「対面での会議」。コロナ禍よりも現在の方が「増えた」と回答した人は全体の38.8%でした。他には「在宅勤務(リモートワーク)」と「コミュニケーション」も変化が大きいとの結果になったようです。
若年層ほど「コロナ禍の方が働きやすかった」と回答
コロナ禍と現在の働き方を比較すると、半数以上が「コロナ禍の方が働きやすい」と回答しました。
年代別で「コロナ禍の方が働きやすい」と回答したのは、20代が75.0%、30代が58.9%の結果に。40代、50代は数値が下がり、若年層の方が「コロナ禍の方が働きやすい」と感じているとわかります。
「コロナ禍の方が働きやすかった」と回答した人に、現在の働き方でストレスを感じていることをたずねると、「通勤再開・出社増加に伴う、プライベートや家庭に割ける時間の減少」が最多に。
出社増加に伴う「人との接触・感染機会の増加不安」「上司・部下やチーム間でのコミュニケーション機会の増加・気疲れ」も続きました。
リモートワークに慣れた社会人にとって、出社回帰によるストレスは大きいようです。
3人に2人が働き方の変化に戸惑い
コロナ禍と現在の働き方の変化について、「かなり戸惑いがある」「どちらかといえば戸惑いがある」と回答した人は6割超に上り、3人に2人が働き方の変化に戸惑いを感じています。
年代別では、20代、30代の約8割が戸惑いを感じているようです。
調査概要
お仕事に関するアンケート
調査対象:全国20~59歳の会社員 男女435人
(20代:114、30代:109、40代:106、50代:106)
調査日:9月7日(木)~9月10日(日)
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:435
<参照>
【新型コロナ5類移行から半年】3人に2人が“移行ギャップ”に戸惑い 20代の75%が「コロナ禍」の方が働きやすかったと回答
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