江戸時代の儒学者・医師・本草家(現代の薬学者)である貝原益軒(かいばらえきけん)の著書『養生訓』を、現代医学の視点から編訳・解説した書籍『病気にならない体をつくる 超訳 養生訓』が10月20日(金)に出版されました。
現代人にも響く、江戸時代のベストセラー『養生訓』
『養生訓』とは、日本の江戸時代に書かれた健康書です。病気を予防するための生活習慣や食事、運動などに関する知恵や指導が記されています。
貝原益軒が書いた『養生訓』は、出版された1713年から幕末の1864年までの約150年間に計12回も重版されるなど、現代でいうところのベストセラー書のひとつです。
その人気の理由は、日本の医師・本草学者が執筆していたということ。当時の医学書、健康書は大部分が海外で出版された書籍の内容をまとめたものばかりで、日本独自の視点や、価値観が盛り込まれた日本人のための養生書だったことがヒットの理由に挙げられるといいます。
江戸時代に上梓されたにも関わらず、本書で提唱される「健康には心も体もどちらも大事」「健康で質の高い長生きをしよう」という考えは、現代でも変わらぬ普遍的な健康のための思想です。
現代医学の視点から解説
翻訳と編集を担当するのは、予防医学の第1人者である産業医・内科医の奥田昌子さん。海外医学書の翻訳や日本人の健康に関連する著書の出版など、専門知識を活かした執筆活動を行う医師です。
本書は貝原益軒の養生哲学を読者にわかりやすく伝えるため、7つの章から構成。現代医学の観点から事実に反する部分は採用せず、重要な箇所には注釈を加えて説明しているそうです。
書籍情報
タイトル:『病気にならない体をつくる 超訳 養生訓』
発売日:2023年10月20日(金)
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:文庫版/208ページ
ISBN:978-4-7993-2992-4
定価:1,320円(税込)
目次:
編訳者まえがき
Ⅰ.健康で長生きするための心がまえ
Ⅱ.押さえておきたい養生の大原則
Ⅲ.養生は食を通じた「食養生」から
Ⅳ.酒は百薬の長、されど万病のもと
Ⅴ.暮らしの中の養生の心がけ
Ⅵ.弱ったときこそ養生に力を入れる
Ⅶ.毎日を愛おしみつつ生きる
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001204.000018193.html
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