東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)、九州旅客鉄道株式会社の3社は2024年春をもって、車内の喫煙ルームをすべて廃止すると発表。また、JR西日本は山陽新幹線内の新下関駅などをはじめとした8駅の駅ホームに設置されている喫煙所の廃止も決定しました。
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)、北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)でも車内では全面禁煙となっており、新幹線での車内喫煙は、完全にできなくなります。
その後はどうなるの?
喫煙ルームが廃止された後は非常用飲料水を確保するスペースになります。JR東海の担当者に取材したところ、500mlの飲料水を座席定員分確保し、災害時に対応力の向上を目指しているそうです。
健康増進や喫煙率の低下が背景に
JR東海では運行している約130本の新幹線内での喫煙ができなくなるとのこと。
喫煙ルームの廃止は、喫煙率の低下や近年の健康増進志向の高まりが背景にあります。世の中の喫煙に対する流れに乗る取り組みだそうです。
賛同する人も多い一方、喫煙者からは嘆きも
ネットでは、「大賛成です」「助かります」と賛同する意見がみられるほか、「隠れて吸う人が出てきそうな気はします」と不安視する人も。
一方で、「ついにか、悲しい」「新幹線乗ってから吸う事が出来ないのは辛い」などと嘆きの声も上がっています。
お笑いコンビ「次長課長」の河本準三さんはX(旧Twitter)で、「あかーん!昨日、さんまさんとご飯食べてる時にこの一報の話したら、普段絶対にリクライニング倒さないあのさんまさんが、真後ろに仰け反りながら、『終わったー!』って叫んでますぞ!」と芸能界の大御所も絶望していた様子を明かし、「JRちゃん聞いて。あの喫煙ルームで生まれる笑いも沢山あるねん…マジで」と呼び掛けていました。
<参照>
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042990.pdf
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231017_00_press_shinkansen.pdf
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