不動産サービス会社のコリアーズ・インターナショナル・ジャパンは、東京23区内で勤務するZ世代の男女825人に対し、働き方に関する意識調査を実施。
テレワークの実施状況や理想的なオフィスの立地などについてアンケートを取りました。
本記事はコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社が実施・公開したアンケート調査を引用しています。
テレワークを「したくてもできない」人が多い結果に
回答者全体の825人へ現在のテレワーク実施状況を尋ねた設問では「テレワークをしている」と答えた人は計49.8%。
頻度については、「週に2日」が15.2%が最も多く、「週に1日」が11.3%、「週に3日」が9.9%と続きました。
回答者全体の825人に今後の意向を聞いたところ、出社を増やしたい人が計22.3%だったのに比べ、テレワークを増やしたい人は2倍以上。計49.8%と全体の半数近くに上りました。
現在テレワークをしていない414人の回答に絞って集計すると、テレワークを増やしたい人は計63.5%にまで増加し、より希望が強いことが分かります。
テレワークをする理由・しない理由
テレワークをしている411人の実施理由は、「通勤時間がもったいないから」が56.0%で1位。タイパ(タイムパフォーマンス)を重視するZ世代らしい結果となりました。
一方、テレワークをしていない414人に理由を聞くと、「会社の方針」が66.9%が最も多く、テレワークをしたくても、できない人が6割を超えていることがわかります。
Z世代は「交通利便性」の良いオフィスを重視
本調査では、勤務先に対する満足度についても質問。勤務先のオフィス立地に対する満足度・不満度につながる要素として、どちらも「交通利便性」が4割を超え、最も重要視されているようです。
テレワークと出勤、どちらも実施する815人に対し、理想的な通勤時間を聞いた設問では「16分以上30分以下」が37.2%と最多に。理由としては「時間がもったいない」「通勤でストレスを感じたくない」という声が多数でした。
Z世代のビジネスパーソンへ働きたいと思うオフィス街の駅を聞いたところ、最多は「東京」の25.0%。「大手町」の19.3%、「有楽町」の11.6%が続き、丸の内エリアの人気が目立ちました。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:東京23区内に勤務するZ世代(18歳〜27歳)の正社員
調査期間:2023年9月13日(水)〜9月20日(水)
有効回答:825人
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000046143.html
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