HOMEビジネス “CO2を排出しない水素”の活用範囲を拡大 空冷式水素燃料電池を搭載した水上ゴミ回収ドローン

“CO2を排出しない水素”の活用範囲を拡大 空冷式水素燃料電池を搭載した水上ゴミ回収ドローン

青木一真

2023/10/17(最終更新日:2023/10/17)


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豊田通商グループのエレクトロニクス商社・株式会社ネクスティ エレクトロニクスが、小型の空冷式水素燃料電池を搭載した水上ゴミ回収ドローンを開発しました。

同社は、「次の価値を創る力で、未来をひらくソリューションを」をミッションに、半導体や電子デバイス製品を車関連メーカーに提供・販売しています。

水上ゴミ回収ドローンを開発

株式会社ネクスティ エレクトロニクスは、環境への負荷軽減および長時間稼働の実現を目指しているそうです。CO2排出量削減を課題として、これまでに水素燃料電池を活用した電動ラジコン草刈り機や、空中ドローンの開発といった水素燃料電池を搭載した製品の技術サポートを行ってきました。

水素燃料電池のさまざまな用途への活用を検討していくなかで、水素を動力とする水上ゴミ回収ドローンの開発に至ったそうです。

この水上ごみ回収ドローン機は、10月17日(火)~20日(金)に幕張メッセで開催される「CEATEC 2023」で公開・展示されます。

開発の課題と結果

開発にあたって、水素燃料電池と他の機器における技術的な動作整合が課題となったそうです。

同社は、セミカスタムが容易だという点からSpectronik Pte. Ltd.社(シンガポール)製の水素燃料電池に着目。開発を進めた結果、航続距離をリチウムイオンバッテリーを用いた水上ドローンと比較して2倍(同社調べ)に延ばすことに成功したといいます。

 

ネクスティ エレクトロニクス HP:https://www.nexty-ele.com/

Spectronik HP:https://www.spectronik.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000013146.html

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