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タクシー広告とは?種類・仕組み・効果やメリット・費用の目安・成功のポイントを紹介

U-NOTE編集部

2023/11/09(最終更新日:2023/11/12)


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タクシーの車体や車内に広告を設置する「タクシー広告」。複数の種類があるなかでも特にデジタルサイネージを活用したタクシー広告は、BtoBサービスの知名度向上を目的としたマーケティング施策として近年注目を集めています。

本記事ではそんな「タクシー広告」について解説。種類・仕組み・メリット・費用に加えて、成功のポイントもご紹介します。タクシー広告への出稿を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • タクシー広告の種類とそれぞれの特徴を解説
  • タクシー広告の仕組みとは?
  • タクシー広告を導入するメリットとは?

 

タクシー広告とは

タクシー広告とは、タクシーを利用したマーケティング施策のひとつです。運転席・助手席の後ろにディスプレイを設置する動画広告や、車体の両ドアに広告を掲載するラッピング広告などさまざまな種類があります。

なかでも、タクシーの座席の後ろにディスプレイを設置し、動画を表示させるタクシー広告は近年マーケティング手法のひとつとして頻繁に活用されています。デジタルサイネージの一種で「タクシーサイネージ」と呼ばれることもあります。後部座席に乗車した乗客が自動的に動画を視聴する仕組みになっています。

デジタルサイネージ広告市場は2019年から大幅に増加しており、なかでもタクシー広告を含めた交通機関の広告は全体の約6割を占めています。

タクシー広告は、経営層をターゲットとしたメディアであることも特徴。移動が多い経営層は日常的にタクシーを利用することが多く、BtoB向けサービスの認知を獲得する目的でタクシー広告が活用されています。

参考:PR TIMES「CCI、 デジタルサイネージ広告市場調査を実施」

 

タクシー広告の8つの種類

タクシーは1日の走行距離の上限が280〜370kmと規定されています。広範囲を1日で走るため、製品やサービスの広告塔として有効活用することが可能。注目されているタクシーサイネージをはじめ、タクシー広告の8つの種類をご紹介します。

タクシーサイネージ

タクシーサイネージは、近年注目を集めているタクシー広告のひとつです。

車内に設置したディスプレイで動画と音声を流すことにより、企業の製品やサービスを宣伝する仕組み。主なターゲットは企業の経営者や役員、若手ビジネスパーソンなどの富裕層ですが、音声も流れるため目の不自由な方へのアプローチ方法としても有効です。

車内は情報が少ないことから視線を広告へと自然に誘導でき、費用対効果が高いタクシー広告として人気があります。

ラッピング

ラッピングは、タクシーの車体側面に広告を掲載するタイプの広告です。4つのドアに大きく広告をラッピングするため、歩行者や走行中の車に乗っている方などの目を引くことができます。

タクシーは人が集まる街の中心部から、人の少ない住宅街などさまざまな場所を走行します。場所を限定せず製品やサービスを宣伝できる便利な広告塔です。

リーフレット

ドアポケットやシートの後ろのポケットにリーフレットを設置するタイプのタクシー広告も存在します。アドケースと呼ばれることもあります。

手を伸ばせば届く距離に置かれているため、つい見てしまうのがメリット。自発的に取得するタイプの広告なので消費枚数に対する成約率が高く、費用対効果も測りやすいとされています。

サイドウィンドウステッカー

ドアステッカーは、助手席や後部座席の窓にステッカーを貼るタイプのタクシー広告です。車窓を眺める際に自然と目に入りやすく、タクシーでの移動時間を有効活用した訴求ができます。

ドアステッカーは小さなサイズが多いのが留意点。内側・外側で別々のデザインにできるものの、文字の大きさには限度があるため、停車中に歩行者に見てもらうのは難しいと理解しておきましょう。

リアステッカー

リアステッカーは、タクシーの後ろの窓に広告を貼るステッカータイプの広告です。タクシーの後ろを走行する車のドライバーや通行人に対して、製品やサービスを訴求できます。ドライバー向けの広告を掲載する際におすすめのタクシー広告です。

ドアステッカー

ドアステッカーは、タクシーのドアにコンパクトサイズのステッカーを貼るタイプの広告です。ボディステッカーとも呼ばれ、通行人に対して製品を訴求できます。

サイドウィンドウステッカーに比べるとサイズは大きめですが、タクシーに乗車している方の目には入りにくい点は留意しておきましょう。

レシート

乗客が受け取るレシートを活用したタクシーレシート広告も存在します。現金・キャッシュレスと支払い方法に関係なく、タクシーを利用する約8割の方がレシートを受け取っているため、効果的な訴求が可能。レシート広告は、金額下の欄にキャンペーン情報やQRコードなどを印刷する形での活用が一般的です。

サンプリング

サンプリングとは名前の通り、タクシー利用者に対して試供品を手渡すタイプのタクシー広告のことです。会計時にドライバーから乗客に対して製品を手渡すため、ダイレクトにリーチさせられます。

一方で、ドライバーの負担が大きく提供可能数には上限が決められているのは注意点です。

 

タクシー広告の仕組み

タクシー広告は車内の情報が少ないことを利用したサービスです。フロントシートの後ろに設置したディスプレイと乗客との距離はおよそ60cm。10インチ程度と小さめのタブレットながら、ノイズが少ない環境とディスプレイの近距離を利用し、乗客に広告をしっかりと視聴させる仕組みになっています。そのため、高い費用対効果を期待できます。

タクシー広告は配信枠の数や順番が決まっているのも大きな特徴です。例えば、TOKYO PRIMEを利用して東京で配信を行う場合、最大60秒のFULL動画は週に1枠、HALF動画は週2枠と配信可能な数が決まっています。

配信される順番も決まっており、乗車直後に放映されるのは60秒広告、続いて30秒枠、15秒枠、静止画と順番に流れます。長時間の乗車の場合は広告が最後まで流れますが、短時間の乗車の場合は後ろの広告は放映されない可能性もある点は留意しておきましょう。

参考:日経社「プロモーション タクシーサイネージ」

 

タクシー広告の効果・メリット

タクシー広告は、ほかの広告出稿では得られないメリットがいくつかあります。密室を利用したタクシー広告ならではのメリットを4つほどご紹介します。

経営者や富裕層へのリーチが期待できる

タクシーは全国で年齢・性別を問わず利用されている移動手段です。利用者のなかでも特に多いのが、経営者や課長以上の役職者などの富裕層。東京23区を中心に走行するタクシーに広告を設置できる「GROWTH」の調査では、全体の約3割が経営者というデータも明かされています。

日常的にタクシーに乗車する富裕層へのリーチを期待できるのは、タクシー広告を利用する大きなメリット。経営者向けのBtoBサービスや富裕層向けの高額サービスなどの認知を拡大するのに効果を発揮します。

密室・目の前で放送されるため視聴率が高い

タクシーは密室であり、外部の情報が遮断されています。広告のなかでもタクシーサイネージはフロントシートの後ろにディスプレイが設置されており、目の前で自動的に広告が流れるため、自然に視聴を促せるのがメリットです。

動画広告の長さは最大でも60秒とちょうど良い尺であることもポイント。インパクトのある広告も多く、乗客は飽きずにコンテンツを視聴できます。

動画の場合はサービス内容の理解が促進される

タクシー広告のなかでも動画を用いたタクシーサイネージの場合は、サービス内容の理解を促進できるメリットがあります。静止画に比べてさまざまな情報を盛り込めるほか、Webサービスであればどのように使えるのか、動画を用いた説明ができるので理解促進に繋がります。

動画に加えて音声も利用したタクシーサイネージであれば、万が一、乗車時に画面を見ることがなくても音声でサービスを印象付けられます。

顔認証の機能で、ターゲットを絞り込みできる

タクシーサイネージのなかには、顔認証機能を備えたタブレットを採用している広告もあります。ターゲットを性別・年齢程度まで絞り込みでき、ターゲットに応じて適切な広告を配信できます。

 

タクシー広告の費用の目安

タクシー広告の費用は、利用する広告の種類によって異なります。もっとも高額なのはタクシーサイネージで、数百万円から数千万円までプランがあります。

ラッピング広告は掲載費のみであれば5万円前後、制作費を含めた場合は15万円程度が目安です。

取り組みがしやすいリーフレット広告は、1台につき月額1,000〜2,000円程度の費用がかかります。ステッカー系は、サイドウィンドウステッカーが月額1,000円/台、ドアステッカーが月額10,000円/台、リアステッカーが月額4,000円/台が目安です。

そのほか、レシート広告は月額6,000円、サンプリング広告は月額3,000円以上の費用が必要です。具体的な費用はサービスを提供している企業ごとに異なります。費用対効果を考えて出稿しましょう。

参考:タクシー広告のアスコン「料金プラン一覧表」

参考:TAXI AD「タクシー広告メニュー」

 

タクシー広告を利用するときの注意点

タクシー広告は近年市場を拡大しているため、新商品や新サービスの認知拡大施策のひとつとして取り入れている企業も増加しています。費用対効果を最大化させるには、施策実施前にポイントを押さえておくことが大切。3つの注意点について解説します。

リーチ数が少ない

タクシー広告はリーチ数が少ないことが注意点です。タクシー動画広告のサービスは「GROWTH」「TOKYO PRIME」が有名で、どちらも広告枠は1週間単位かつ配信エリアが決まっています。

加えて、タクシーに乗車しなければ広告を見られないため、自ずとリーチできる数は限定されます。タクシー乗車数の具体的な数値は予想することが難しく、週によっては乗車数が減る可能性も考えられます。

限られたリーチ数に対してどのようにアプローチするのかを考えて、広告動画の制作をすることが大切です。

Web広告などと比較するとコストが高い

タクシー広告は、Web広告と比較するとコストが高い傾向にあります。一般的にWeb広告は数円から出稿することが可能。クリエイティブや広告のタイミングなど、うまく引けば安価でリーチ数の最大化を目指せます。

一方、タクシーの広告は費用が高い傾向にあります。配信エリアや動画の内容にもよりますが、関東で配信する場合は200〜440万円が広告料金の目安です。1週間の広告費用なので、コストは高いといえます。

参考:Tokyo Prime「媒体資料 2023.04〜2023.09」

参考:GROWTH「MEDIA GUIDE 2024.01-03」

効果測定が行いにくい

タクシー広告やテレビCMなどのオフライン広告は効果測定が難しいといわれています。実施する前にあらかじめ効果検証の方法を決めておくと良いでしょう。

効果測定方法のひとつとして、タクシー広告配信前の問い合わせ数の比較があげられます。ほかにもマーケティング施策を行っていると正確な数値を測ることは難しいものの、全体的な伸び率は可視化することができます。

 

タクシー広告の効果測定方法

タクシー広告の効果測定方法はいくつかあります。

タクシー広告の効果測定が行えるサービスを利用するのもひとつの手です。例えば、ラクスル株式会社は「GROWTH」と事業提携を行い、無料で効果検証ができる「ノバセルパッケージプラン」を提供しています。

タクシー広告のサービスのオプションとしてマーケティングリサーチのメニューが用意されているので、予算に余裕がある場合は、オプションの追加も検討してみてください。ブランドの認知度・好意度・購入度などのほかに、広告をきっかけとしたアクションやサービスの利用体験などのレポートを作成してくれるサービスです。

オプションは広告メニューによっては無償で利用できることもあるので、タクシー広告の利用を検討する際に確認しておきましょう。

参考:PR TIMES「タクシー広告の効果測定が可能に!無料で効果を分析し、レポートを提供する"ノバセルパッケージプラン"をリリース」

参考:Tokyo Prime「媒体資料 2023.04〜2023.09」

参考:GROWTH「MEDIA GUIDE 2024.01-03」

 

タクシー広告を実施する流れ

タクシー広告を実施する流れは大きく3つに分けられます。出稿検討から準備、コンテンツの制作まで、ある程度日数が必要です。制作期間をあらかじめ見積もっておき、バッファも確保しつつタクシー広告の配信までに必要な作業を進めましょう。

STEP1.ターゲットと配信エリアを決める

最初のステップでは、ターゲットと配信エリアを決めます。年齢・性別だけでなく職業やタクシーを利用するシーンなどを具体的なターゲット像を決めると、配信エリアの選択もしやすくなるでしょう。

ターゲットを明確化した後は、配信エリアを選びます。出稿する配信会社によって対応できるエリアが異なるほか、広告のタイプによっても全国で配信できたり、一部エリアのみに限定したりと条件が異なります。

ターゲットと配信エリアの決定は、タクシー広告の成功に直結する重要なポイントです。他社の事例や配信会社ごとの特徴をしっかりとリサーチしましょう。

STEP2.配信会社を選ぶ

ターゲットと配信エリアを決めた後は、配信会社を選びます。まずは、出稿したい広告のタイプを予算に照らし合わせてリストアップ。その種類の広告を扱っている配信会社のうち、予算内で実現可能な企業も候補出ししていきます。

打ち合わせから出稿の申し込み、掲載開始までに必要な期間も配信会社ごとに異なります。施策開始のタイミングに間に合うかどうかも確認しましょう。

STEP3.クリエイティブコンテンツを作成する

配信会社の選定が終わったら、いよいよクリエイティブコンテンツの作成です。

ステッカーやサンプリング広告の場合、あまり日数はかかりませんが、タクシーサイネージやドアステッカー広告の場合は、ある程度コンテンツ制作に時間がかかります。余裕をもった制作スケジュールを組みましょう。

 

タクシー広告を成功させる4つのポイント

タクシー広告は、幅広いターゲットに対してアプローチできるマーケティング施策です。効果測定が難しい一方で、ポイントを押さえておけば製品やサービスの売り上げ向上にしっかりと繋げられます。これから出稿を考えている方は、4つのポイントを理解してタクシー広告を成功へと導きましょう。

ポイント1.検索キーワードを提示し、検索エンジン最適化させる

タクシー広告を成功させる1つ目のポイントは、検索キーワードを提示し、検索エンジン最適化させることです。

タクシー広告は、乗客にサービスの情報を検索させ、売り上げに繋げるために実施されます。そのためには検索キーワードの提示が大切です。基本的には、サービス名を大きく掲載したり、何度も提示したりする方法が一般的です。

キーワードを入力した際、自社サイトやランディングページが上位に表示されるよう、検索エンジンの最適化も同時に行いましょう。SEO対策をしつつ、リスティング広告も行うのがベターです。

ポイント2.ランディングページは、広告とビジュアルを連動させる

タクシー広告を成功させる2つ目のポイントは、ランディングページは、広告とビジュアルを連動させることです。

検索キーワードを提示し、検索を誘導させることができた後に訪問者がアクセスするランディングページの見せ方も大切です。広告とビジュアルを連動させることで、早期離脱のリスクを低減させられます。

ランディングページに遷移した後、タクシー広告の動画を自動で再生するように設計しておく方法がおすすめ。訪問者が広告とページとの関連性を理解しやすく、アクセスを次のアクションに繋げられます。

ポイント3.ターゲットと配信エリアを決め、コンテンツを作成する

タクシー広告を成功させる3つ目のポイントは、ターゲットと配信エリアを決め、コンテンツを作成することです。

タクシー広告はターゲットを明確にしておくと成果を得やすいマーケティング施策です。例えば、エグゼクティブをターゲットにするのであれば配信エリアは港区・千代田区・中央区を中心に走行するタクシーが適しています。コンテンツも若いビジネスパーソンとエグゼクティブでは刺さる内容が異なります。

まずはリーチさせたいターゲットを定め、ターゲットが多いエリアを洗い出しましょう。そのあとで、コンテンツの方向性を決定し、ターゲットの興味関心を引き出せるような内容のコンテンツを作成します。

ポイント4.予算やターゲットに合わせて配信会社を選ぶ

タクシー広告を成功させる4つ目のポイントは、予算やターゲットに合わせて配信会社を選ぶことです。

タクシー広告は種類によって必要な費用が異なります。安価な広告であれば数千円から出稿できますが、タクシーサイネージは数百万円から数千万円の出稿料がかかります。まずは広告で使用できる予算を出し、その予算内で出稿可能な広告を洗い出しましょう。

ターゲットにリーチできる広告かどうかも注意したいポイントです。例えば、若手のビジネスパーソンをターゲットにするなら、ビジネス時間帯やオフィスが集中している地域を主に走行しているタクシーを選択する必要があります。

検討している配信会社のタクシーがどのエリアや時間帯を走行しているのか、出稿を決定する前に必ず下調べを行いましょう。

 

タクシー広告の事例

タクシー広告はサービスや企業の知名度向上への影響が大きいマーケティング手法だといわれています。費用対効果が高く、特に富裕層向けの高単価の製品やサービスのリリース直後に利用するのが効果的です。実際にどの程度の成果が見込めるのか、参考となるタクシー広告の事例を3つご紹介します。

事例1.株式会社HERP

株式会社HERPは、2019年8月19日〜10月6日の期間に東京・神奈川およそ1万台でタクシー広告を配信しました。同年に自社でリリースしたスクラム採用プラットフォーム「HERP ATS」の認知獲得を目的に、タクシー広告を活用しています。

現在「HERP ATS」はサービス名を「HERP Hire」に変更。2023年4月時点で利用者企業1500社を突破しているほか、BOXIL SaaSセクション 採用管理システム(ATS)部門 No.1を獲得するなど、着実にサービスを拡大しています。

リリースしたばかりのBtoB向けサービスの認知拡大施策としてタクシー広告をうまく活用した好事例です。

参考:HERP Hire

参考:【スクラム採用プラットフォームHERP ATS】タクシー広告を東京・神奈川エリアで展開スタート!

事例2.株式会社SUPER STUDIO

株式会社SUPER STUDIOは、EC基幹システム「ecforce」のタクシー広告を配信。約3ヶ月間タクシー広告を流したところ、配信期間中の受注件数は、配信開始前の70%増と大幅に向上したと発表しています。

「ecforce」のタクシー広告動画には、タレントのなかやまきんに君を採用。名画の世界に入り込んだという設定で、名画のワンシーンを再現する構成となっています。情報は限定し、最後に「売り上げの漏れないECカート」「ecforce 法人向けECカート」のメッセージのみが表示されます。

一貫したシンプルなメッセージとインパクトのある動画で視聴者に強い印象を残し、それが受注数増に繋がった好事例です。

参考:ecforce

参考:PR TIMES「ecforce新CM「牛乳を注ぐ男」篇が11月7日(月)より公開!なかやまきんに君が"あの名画の世界"に登場!ツボにも、カートにも、穴があると無駄になる!」

参考:日経クロストレンド「きんに君起用のタクシー広告 異例の構成で受注件数70%向上」

事例3.医療法人社団直悠会

医療法人社団直悠会にしたんクリニックは、タクシー広告メディア「GROWTH」に継続的に広告を出稿し続けることで知名度向上を成功させています。

2020年7月のPCR事業を立ち上げ、認知拡大のマーケティング施策のひとつとしてタクシー広告への出稿を開始。テレビCM放映も同時に行うことで、短期間で収益を最大化させています。

にしたんクリニックのタクシー広告は、船越英一郎・黒木瞳・郷ひろみ・3時のヒロインと著名な芸能人を起用しているのが特徴。わかりやすさとインパクトを重要視した構成と「にしたん」をひたすら繰り返す印象的な音楽で、視聴者に広告を印象づけています。

タクシー広告を知名度向上に特化して戦略的に利用した、参考になる好事例です。

参考:にしたんクリニック

参考:PR TIMES「郷ひろみと3時のヒロインがにしたんクリニックの新TVCMに出演-郷ひろみが金色に輝くスパンコールの衣装でジャケットプレイを披露!-」

参考:DIGDAY「にしたんクリニックはなぜタクシー広告 GROWTH に広告を出し続けるのか?:エクスコムグローバル西村誠司代表が語る、最強のマーケティング戦略」

 

自社の商材がタクシー広告に適しているのか見極めよう

本記事のまとめ
  • タクシー広告には8つ種類がある
  • タクシー広告は経営者や役員などの富裕層にリーチできるのが大きなメリット
  • コストはかかるものの、比較的費用対効果が高く知名度向上に直結しやすい

新商品や新サービスの知名度向上を目的とした施策のひとつとして、タクシー広告が候補にあがることがあります。

タクシー広告は、ほかの広告施策に比べてリーチやターゲットが限定されているため、製品によっては認知拡大に繋がらない可能性があります。自社の商材がタクシー広告に適しているのか見極めたうえで、施策を実施しましょう。

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