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セルフコーチングとは?やり方やおすすめの本を紹介

U-NOTE編集部

2023/11/03(最終更新日:2023/11/12)


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自己対話力を高め、本当に自分がやりたいことや目標達成への行動を明確にする「セルフコーチング」。自分自身をコーチングし、目的遂行のためにセルフコントロールを行います。

そんな「セルフコーチング」について解説。実践方法やセルフコーチングに関する考え方や知識を学べるおすすめの本もご紹介します。セルフコーチングの実践や上達を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • セルフコーチングとコーチングの違いとは?
  • セルフコーチングを行うことで得られる3つのメリット
  • セルフコーチングの実践方法を4STEPに分けてご紹介

 

セルフコーチングとは?コーチングとの違いを紹介

セルフコーチングとは、自分で自分自身をコーチングし、目標達成へと導くことを指します。自身との対話を通して自分の問題に気づき、行動や考え方を変えることで、日々の成長やステップアップを実現していく手法です。

セルフコーチングはコーチングの一種ですが、コーチの有無に違いがあります。セルフコーチングは自分のみで行えるのに対して、コーチングはコーチとコーチングを受ける相手との1対1で行われます。

セルフコーチングは誰でもできますが、コーチングは専門的な技術が必要なのも両者の違いです。コーチングに関する民間資格はいくつか存在しており、コーチングの技能や能力の証明ができますが、セルフコーチングにはそのような資格がありません。

 

セルフコーチングの3つのメリット

セルフコーチングは、モヤモヤとした気持ちをはっきりさせ、具体的な目標や目標達成のために必要な行動を洗い出すために行われるものです。ただそれだけではなく、ほかにもセルフコーチングを身につけることで得られるメリットが3つあります。

セルフコーチングの3つのメリット

メリット1.自分の人生と向き合える

メリット2.コーチングと同等以上の効果を得られる

メリット3.人間関係を円滑にできる

それぞれの詳細を確認していきましょう。

メリット1.自分の人生と向き合える

セルフコーチングの1つ目のメリットは、自分の人生と向き合えることです。セルフコーチングは自分との対話を通して、自分の理想とする姿を実現するための行動変容や意識変容を促します。

仕事での直近の目標から人生の目標まで、さまざまな質問を自分自身に投げかけることで、問題を整理して自ら道を切り開く主体性が身につきます。

セルフコーチングをマスターすれば、コーチとしての自分を内在化させられます。仕事以外の場面で、自分の人生について考えることを習慣化させられるのがメリットです。

メリット2.コーチングと同等以上の効果を得られる

セルフコーチングの2つ目のメリットは、コーチングと同等以上の効果を得られることです。

セルフコーチングとコーチングは、コーチングのやり方自体に大きな違いはありません。コーチングであれば、コーチが質問を投げかけ、クライアントが答えるところを、セルフコーチングではその両方の役割を自分で行います。

セルフコーチングを繰り返すことで、コーチングの基礎を身につけられます。コーチングは場所や日程を決めないとできませんが、セルフコーチングは自分のタイミングで行えます。

質問の的確性が向上したり、コーチングに伴った行動ができるようになれば、場合によってはコーチングと同等以上の効果も期待することが可能です。

メリット3.人間関係を円滑にできる

セルフコーチングの3つ目のメリットは、人間関係を円滑にできることです。

セルフコーチングでは、自分の質問に対して自分で回答を出さなくてはなりません。質問を繰り返すことで、自分のことを客観的に見つめ直す視点が育まれます。

過去の自分から現在の自分まで、その時々の感情や考えていることを客観的に考える癖がつき、それが対人関係でも活かされます。相手の気持ちを想像したり、理解したりしやすくなり、円滑な人間関係を築くことができます。

 

セルフコーチングを成功させる5つのポイント

コーチングは技術が必要です。セルフコーチングを行う際には、以下のようなポイントに留意して行うことで満足できる結果が得られやすくなるでしょう。

セルフコーチングを成功させる5つのポイント

ポイント1.コーチングの基礎知識を身につける

ポイント2.コーチングの目的を明確にする

ポイント3.粘り強く長期的にセルフコーチングを続ける

ポイント4.ポジティブな気持ちで実践する

ポイント5.外的要因のせいにせず自分自身に向き合う

ポイント1.コーチングの基礎知識を身につける

セルフコーチングを成功させるための1つ目のポイントは、コーチングの基礎知識を身につけることです。

セルフコーチングを行う前に、そもそもコーチングとは何かを知っておく必要があります。コーチングは、相手に質問をすることでさまざまな考えや行動の選択肢を引き出し、目標達成に必要な行動を促進するコミュニケーション手法のひとつです。

セルフコーチングの方法はコーチングを元に作られています。具体的なプロセスはやや異なるものの、ベースとなる考え方は同じです。コーチングの基礎知識を身につけることで、セルフコーチングが失敗する可能性を少なくできます。

ポイント2.コーチングの目的を明確にする

セルフコーチングを成功させるための2つ目のポイントは、コーチングの目的を明確にすることです。

「幸せになりたい」「豊かな人生を送りたい」「お金が欲しい」などの抽象的な目的では、セルフコーチングはうまくいきません。コーチングを実施する具体的な目的が必要です。

どんな状態が自分にとって理想だと言えるのか、目指す姿を具体的に想像し、それを目的としてセルフコーチングを行いましょう。

ポイント3.粘り強く長期的にセルフコーチングを続ける

セルフコーチングを成功させるための3つ目のポイントは、粘り強く長期的にセルフコーチングを続けることです。

セルフコーチングは継続することが何よりも重要です。最低でも半年、可能であれば1年間は習慣化することを目標に継続し、自身の変化を観察しましょう。

習慣化するには、日々のコーチングの時間をルーティンに組み込むことがおすすめです。

ポイント4.ポジティブな気持ちで実践する

セルフコーチングを成功させるための4つ目のポイントは、ポジティブな気持ちで実践することです。

セルフコーチングはひとりで行う特性上、ネガティブ思考に陥りやすい特徴があります。大きな変化を感じにくく、継続するモチベーションが下がりやすい傾向もあります。

ネガティブな気持ちが発生しないよう、質問はポジティブな言い方に変換しましょう。日々の小さな変化に目を向けて、自身の成長を認めてあげることで、セルフコーチングの効果を実感しながらポジティブな気持ちで実践し続けられます。

ポイント5.外的要因のせいにせず自分自身に向き合う

セルフコーチングを成功させるための5つ目のポイントは、外的要因のせいにせず自分自身に向き合うことです。

セルフコーチングでは、自責思考を意識することも重要です。振り返りを行う際、アクションができない理由を外的要因のせいにしていては、セルフコーチングはうまくいきません。自分自身に向き合い、思考や行動の癖を認めて失敗の原因を正しく分析しましょう。

 

セルフコーチングのやり方

セルフコーチングのやり方は非常にシンプルです。習得するには習慣化が必要なので、一度で終わるのではなく何度も繰り返し行いましょう。セルフコーチングのやり方を4つのステップに分け、注意したいポイントと併せて説明します。

セルフコーチングのやり方

STEP1.達成したい目標を決める

STEP2.達成するために何が足りないのか分析する

STEP3.実践する方法を模索し行動に移す

STEP4.PDCAサイクルを回す

STEP1.達成したい目標を決める

まずは、達成したい目標を設定します。このときに意識したいのが、目標を複数設定することです。そうすることにより、自分でも意識していなかった理想の姿が見えてきます。

目標の粒度はバラバラでも問題ありません。ただし、目標は具体的な内容を意識しましょう。例えば、「営業成績で1位を取る」だけでなく「来年2月までに月間で契約件数◯◯件を達成し、営業成績1位を取りたい」と期限と数値まで決めます。

STEP2.達成するために何が足りないのか分析する

次に、現状を把握し、目標達成のために足りない要素を分析します。

現状を把握するには、目標を100%だと考えた場合、現状の自分は何%なのかをまず数字で表します。現状が20%であれば、その中身を書き出しましょう。過去の体験を振り返ったり、難しければ信頼できる誰かに頼んだりするのもおすすめです。

現状をきちんと把握することで、足りない要素が明確になっていきます。

STEP3.実践する方法を模索し行動に移す

現状把握と足りない要素の分析が終わったら、目標達成のための行動を探します。現状の低い数値からいきなり100%の状態を目指す行動はないので、段階的にレベルアップすることを意識しましょう

例えば、現状が目標に対して20%の場合、30%にするために必要な行動を考えます。このとき、最終的な目標を都度確認しながら行動の内容を考えると、ブレが生じにくくなります。

必要な行動をいくつか書き出した後は、そのなかから目標達成するために効果的な行動を選び、行動の内容を具体化させ、実行に移します。具体化させる際は、行動に期限を設けると先延ばしを防げます。

STEP4.PDCAサイクルを回す

実際に行動が継続したらPDCAを回します。セルフコーチングはすぐに結果や効果が出るものではありません。計画・行動・振り返り・改善のPDCAを回すことで少しずつ効果が目にみえるものになり、目標へと近づくことができます。

行動を定期的に振り返り、効果検証を行いましょう。できたこともできなかったことも、理由を言語化すると次の行動に活かせます。

 

セルフコーチングに使える自分に問いかけたい質問リスト

セルフコーチングは、自分に問いかける質問の内容が適切であることが大切です。目標を設定するときや、行動を振り返るときなど、目的に合わせた質問を行いましょう。目的別に質問をリスト化しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【目的を設定するときの質問】

  • 自分の理想の姿は何?
  • 実現したいことは何?
  • どんな状態が一番ワクワクする?

【現状を把握するときの質問】

  • 理想の状態を100%と考えたとき、今の自分は何%?
  • 自分に自信があることは何?
  • 自分に自信がないことは何?
  • 今の自分に足りないものは何?

【目標までのプロセスを考えるときの質問】

  • やろうと思っているけど、できていないことは?
  • 目標達成の弊害になっていることは何?
  • 目標達成までに必要な時間は?
  • 【最初の行動を決めるときの質問】
  • 目標を達成するために必要な行動は何?
  • 今一番やるべきことは何?
  • ・今やらなくて良いことは何?

【行動を振り返るときの質問】

  • うまくいったことと、うまくいかなかったことは何?
  • うまくいかなかった理由は何?
  • より良い結果を得るために必要なものは何?
  • その行動から学んだことは何?
  • 改善するために必要な行動は何?

 

セルフコーチングに関するおすすめの本

セルフコーチングの基礎知識を網羅的に学びたい方は、セルフコーチングに関する書籍を活用してみてください。プロコーチを指導・育成する方が出版している本がさまざまあり、セルフコーチングの基礎から実践までを独学で身につけられます。なかでもおすすめの書籍を4冊ご紹介します。

セルフコーチング~あなた自身を「最高の自分」へと導くために~

セルフコーチング~あなた自身を「最高の自分」へと導くために~』は、心に筋肉をつけるための実践法が豊富に掲載されている、セルフコーチングに使えるおすすめの書籍です。著者は、神経言語プログラミング「NLP(Neuro Linguistic Programming)」のNLPマスタープラクティショナーの資格を有しており、心理コンサルタントとして活動しています。

実践ポイントがわかりやすく解説されているのが特徴。セルフコーチングの入門書としてまず手に取りたい一冊です。

人生を変える!「コーチング脳」のつくり方

人生を変える!「コーチング脳」のつくり方』は、プロコーチ養成スクールの主任講師をつとめる著者が執筆した、コーチングの基礎を学べる書籍です。マネジメントや対人支援に関わるビジネスパーソンにおすすめの一冊です。

3部構成になっており、コーチングの背景にある考え方からコーチの基本スキル、コーチ自身の成長までが解説されています。数多くのプロコーチを育ててきた著者の経験や事例を踏まえた説明で、コーチングの実践イメージがわきやすい内容になっています。

コーチングスキルだけでなく、コーチングをする立場としてのあり方や考え方までを本格的に学びたい方にもおすすめの書籍です。

一瞬で自分を変えるセルフコーチング――最高の「気づき」を得る、自問自答の技術

一瞬で自分を変えるセルフコーチング――最高の「気づき」を得る、自問自答の技術』は、セルフコーチングをシンプルに理解したい方におすすめの書籍です。行動力をアップしたい方や、仕事へのモチベーションをあげたい方など、自分で自分を変えるセルフコーチングのメソッドが集約されています。

本書では、自分自身を最高の相談相手(セルフメンター)として考え、自分に対して質問をしていくことでセルフイメージを大きく変えられると説明しています。

人は想像しているよりも、セルフイメージに大きな影響を受けています。そこから脱し、行動・習慣・人格・運命を変えていきたいと考えるビジネスパーソンにおすすめの実践的なセルフコーチングの書籍です。

自分の人生が愛おしくてたまらなくなる100の質問ノート~自分を最強のパートナーにするセルフコーチング

12刷の重版があるほど人気のセルフコーチングに関するおすすめの本『自分の人生が愛おしくてたまらなくなる100の質問ノート~自分を最強のパートナーにするセルフコーチング』。用意された100の質問に答えていくことで自分と向き合い、今まで知らなかった自分のことまで理解できるような内容になっています。

書き込みページが用意されているので、別途セルフコーチング用のノートを作らずにすぐ実践できるのがおすすめのポイント。読んで終わりではなく、数年後に自分の回答を振り返ってみたり、書き換えてみたりと自分の変化を綴るノートとしても使える一冊です。

 

セルフコーチングを実践してみよう

本記事のまとめ
  • セルフコーチングは継続して行うことで効果を発揮する
  • セルフコーチングを実践するには、コーチングの基礎知識が必要
  • 行動した後は定期的な振り返りと改善が必須

セルフコーチングは場所や費用、時間を問わず行えるため、コーチングに比べて実施のハードルが低いことが大きなメリットです。達成したい目標があり、それを達成するための行動を具体的かつ明確にしたい場合や、本当に自分がやりたいことがわからない場合などに効果を発揮します。本記事や、セルフコーチングに関する書籍も参考に、ぜひ実践してみてください。

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