企業への導入が進んできている概念“コンピテンシー”。採用面接や人事評価制度で、評価基準の1つとして使われているようです。自分のキャリアのためにも、押さえておいて損はない言葉でしょう。
では、そのコンピテンシーの正しい意味は次のうちどれでしょうか。
①能力に優れ、高いパフォーマンスを発揮する行動特性や思考性のこと
②他社には真似できない企業の中核となる強みのこと
③努力や経験により身につけた能力のこと
答えは……
①能力に優れ、高いパフォーマンスを発揮する行動特性や思考性のこと
解説
コンピテンシー(competency)は、日本語で「能力」「技能」の意味ですが、ビジネスシーンにおいては、能力に優れ、高いパフォーマンスを発揮する行動特性や思考性のことを意味しています。行動につながる性格や価値観、思考パターンなどの特性を重視する概念です。
成果主義を制度に取り入れる企業が増えているなか、評価軸の1つとして注目されています。
評価する際に、①評価者による評価の違いを統一し、公正な評価がしやすい②評価されるポイントが明確になり納得感が得やすい③採用するべき人材を明確にできる――といったメリットがあるようです。
一方で、①策定に多くの時間と労力が必要になること②評価モデルは環境や時代の状況に応じた見直しが必要なこと――などがデメリットとして挙げられています。
コンピテンシーの詳しい解説はこちらから(↓)
「コンピテンシーの意味とは?モデルの項目一覧・導入の流れを解説」
前回のビジネスクイズ「【クイズ】リファレンスチェックの正しい意味は? 転職希望者は知っておくと役立つかも」はこちら
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