残業なしで定時退社できている仕事とは――。求人情報サイトの運営を行う株式会社ビズヒッツが「定時退社できる仕事に関する意識調査」と題したアンケート調査を行い、ランキングにまとめました。
仕事だけでなく、プライベートの充実を大事に考えている人にとって「定時退社できる仕事」にはどのようなものや特徴があるのでしょうか。
今後のキャリアや転職を考える際のヒントにもなるかもしれません。
定時退社できる仕事、首位は
調査は、定時退社ができる仕事をしている男女500人を対象(女性309人/男性191人)にインターネットを介して行われました。
定時退社ができる仕事の内容や職種をたずねたところ、首位は「事務職」で172人に上りました。
要因について、「事務が1位になるのは『事務職として働いている人が多い』という理由もあるのでしょうが、『仕事がルーチンで安定している』という理由も考えられます」と同社は説明しています。
2位にランクインしたのは、「製造職」(40人)。シフト勤務の場合、勤務時間を終えれば次のシフトの人に仕事を引き継げるため、定時退社しやすいなどの要因があるようです。
また、1日の作業量が決まっているライン作業なども残業が発生しにくい傾向にあるといいます。
「意外」に上位?営業職が5位
3位が、看護師や管理栄養士などの「医療系専門職」(33人)です。
看護師の場合、患者の急変などで残業が発生するケースもありますが、予約制の病院などでは定時退社しやすいようです。
そのほか、療養型の病院やデイサービスなども「残業が発生しにくいでしょう」と同社はいいます。
4位がコールセンター(25人)、5位が営業職(24人)、6位が販売職・接客業(22人)、7位がITエンジニア(15人)と続きました。
5位の営業職をめぐっては、ノルマ達成のため残業が多いイメージも一般的にありますが、「定時で帰宅できる人も多数。自分で営業のスケジュールを決められるため、効率よく仕事すれば残業をなくせるのでしょう」と同社は説明しています。
残業なしの仕事の特徴
「残業なしで定時退社できる仕事の特徴」についても調査を実施。
「定時退社が当たり前の社風」(87人)「営業時間・業務時間が明確」(86人)がほぼ同数で首位に並びました。3位の「シフト勤務の交代制」(80人)、4位の「子育て介護に理解がある」(72人)も上位にランクインしました。
定時退社できる仕事として「事務」「製造職」「医療系専門職」「コールセンター」などが多く挙がり、「ルーチンワーク」「営業時間が明確」「シフト勤務」などの特徴も調査結果から浮かび上がってきました。
ただ、そうした仕事や特徴に該当していても職場の雰囲気などで定時退社しにくい場合や、反対に一般的に残業が多いといわれる業種でも働き方改革が進み、残業がほとんないケースもあります。
同社は「残業がない職場を探すときは、口コミサイトや求人票の『平均残業時間』もチェックしましょう」と呼びかけています。
<参照元>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000214.000041309.html
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