老舗純文具店オカモトヤが文具専門店としては初の無人営業「むじんぶんぐ」を10月2日（月）19時から開始します。
これまで18時までの営業だった虎ノ門の文具専門店「オカモトヤ」ですが、10月2日以降は19時～翌朝9時までの時間帯が無人営業に。
夜間でもじっくり商品を吟味して選べるため、仕事で使う文房具を探している人や文房具好きの人にとって嬉しいニュースなのではないでしょうか。
創業110周年の老舗文具店が無人営業開始する理由
オカモトヤは、1912年に虎ノ門で創業した老舗の文具店です。
誕生当初より、万年筆を販売し、高品質な文具を取り扱い、2023年で創業111周年を迎えました。しかし、時代の変化により、文具店の数は近年減少の一途をたどっています。
2014年の商業統計速報によると、紙・文具小売業の事業所数は7,269店で、2007年に行われた調査の1万1,806店に比べて38.4％も減少しました。
厳しい状況に見えますが、店舗が減少しているからこそ、専門店のニーズはあると考えているそうです。
オカモトヤはビジネス街である虎ノ門に店舗を構えているため、平日10時～18時に営業、土日祝は休業と小売業では珍しい営業時間で運営を行ってきました。
「仕事をする時間や場所が多様化した現代において、店舗の運営形態も変える必要がある」。これが無人営業を開始することになった経緯です。
昼は有人、夜は無人のハイブリッド営業を開始
無人営業を開始するにあたり、オカモトヤは株式会社Nebraskaが開発した店舗向けDXソリューション「MUJINストア」を導入。有人・無人のハイブリッド営業を開始します。
MUJINストアは、LINEを活用して入店・商品を購入できるシステムです。これにより、従来は営業時間外だった夜間や早朝も無人で営業ができるようになります。
無人化営業に伴うリスク対策として、株式会社VAAK（バーク）の映像解析AI技術とネットワークカメラを連携させることで防犯対策も実施。
この技術は、映像から人物の動きや物体、他の人物や物体との関係など100以上のポイントを抽出し分析することができるそうです。
「むじんぶんぐ」の利用方法
①利用登録
1タッチで登録可能、オカモトヤのLINE公式アカウントを友だち追加
② 入店
無人営業中は店舗入口の電子ロックが施錠状態。スマートフォンで店舗ドア横のQRコードを読み込むと 認証・解錠され、入店が可能に（※有人営業中は認証不要）
③ 会計
完全セルフ&キャッシュレスで会計
④ 退店
退出時は解錠操作は不要、退店後は自動ロックされます。
店舗情報
オカモトヤ虎ノ門店
住所：東京都港区虎ノ門1-1-24
アクセス：銀座線 虎ノ門駅A8出口 徒歩30秒
実験期間：2023年10月2日（月）～12月31日（日）
営業時間：【有人営業】10:00～18:00【無人営業】19:00～翌朝9:00
※有人無人の切り替えとして前後1時間はクローズ
PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000075876.html
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