椅子のないカフェをオープン！　車イスを身近にするバリアフリーカフェが開業準備のクラファン開始

2023/09/22（最終更新日：2023/09/22）

京都・伏見稲荷大社エリアに、カフェの座席すべてが車イスという「Wheelchair CAFÉ」をオープンしようと9月22日（金）から、クラウドファンディングが行われています。

車イス利用者以外の訪れる人びとも含め、みなが車イスを体験することを目的として、2023年11月の開業を目指しています。

「Wheelchair CAFÉ」のコンセプト

このカフェはすべての座席を車イスにすることで、訪れる人たちの車イスへの意識が変わること、車イス利用者に手を貸そうとするときに感じる抵抗感を減らそうという取り組みです。

また、バリアフリー／車イスフレンドリーの飲食店が増えたとはいえ、ユーザーが遠慮なく入店できる場所はいまだに少なく、世界中から多くの観光客が集まる京都で開業する意義は大きいとみられます。

全座席車イスというだけでなく、障がいのある人が旅行を楽しめるように嚥下食にも対応する予定。店内はギャラリー仕様にして、エイブル・アート（障がいのある人によるアート作品）を展示販売するそうです。

また、障害者就労支援B型作業所としての認可を受けて、障がいのある人もカフェスタッフとして勤務することを目指しています。

カフェをオープンしようとする「株式会社サポートどれみ」が、カフェで座席として使用する車イスの購入費用として資金支援を募るクラウドファンディングの詳細は以下の通りです。

プロジェクト開始日：9月22日（金）
終了は10月末日を予定
目標金額：60万円
資金の使い道：カフェで座席として使用する車イスの購入費用
クラウドファンディングURL：
https://readyfor.jp/projects/spring-doremi?sns_share_token=7534461e2ed180a86667

主なリターンの内容：
同カフェの利用チケット（ドリンク券・ランチ券）
同社の製品「京の味噌玉みそぽん」
クレジット広告（カフェにある車イスのタイヤ部分に貼るステッカーなど）