「睡眠時間を削って働くべきではない」とビジネスパーソンの8割が認識　睡眠不足が原因でミスした人は過半数に

総合転職エージェントの株式会社ワークポートは、9月3日（日）の「睡眠の日」にちなんで、全国のビジネスパーソン635人（20代～40代・男女）を対象に「睡眠に対する意識」についてアンケート調査を実施しました。

睡眠時間を削ってでも働くべきだとは「思わない」人が約8割

「キャリアアップやスキルアップのためには、睡眠時間を削ってでも働くべきだと思うか」という設問に対し、「まったくそう思わない」（36.1％）、「あまりそう思わない」（42.0％）と回答した人が合わせて78.1％とのぼり、約8割のビジネスパーソンが睡眠時間を削ってまで働くことには消極的であることがわかりました。

「睡眠時間を削ってでも働くべきだとは思わない」と回答した人の理由には、「睡眠を十分に取ることは体調管理に不可欠だと思うから」といった体調面の理由や、「ワークライフバランスを保てなければ仕事にも私生活にも悪影響を及ぼし、キャリアアップもスキルアップも叶えられないと思うから」といった仕事の質を重視する理由などがみられます。

半数以上が、睡眠時間がパフォーマンスに影響すると感じている

次に「睡眠時間は自身の仕事のパフォーマンスに影響すると思うか」と聞いたところ、「かなりそう思う」（79.1％）、「ややそう思う」（17.5％）が合わせて96.6％となり、大多数のビジネスパーソンが睡眠時間は仕事のパフォーマンスに影響すると感じていることがわかりました。

また「睡眠時間は自身の仕事のパフォーマンスに影響する」と回答した人のうち、睡眠不足が原因で仕事でミスをしたことはある人の割合は51.2％にものぼり、過半数のビジネスパーソンが実際に睡眠不足による影響を経験したことがあるようです。

睡眠不足解消のための有給休暇に半数以上が前向き

「病気や怪我などの明らかな体調不良ではなく、睡眠不足や疲労感を理由に有給休暇を取ることに罪悪感があるか」という設問では、「まったくそう思わない」（26.1％）、「あまりそう思わない」（28.7％）が合わせて54.8％。半数以上のビジネスパーソンが、睡眠不足や疲労を解消するために有給休暇を取得することにはネガティブな考えをもっていないことがわかりました。

ただし、実際に睡眠不足や疲労感を理由に有給休暇を取ったことがある人の割合は35.4％にとどまっています。

その理由として「睡眠不足で有給休暇を使うのはもったいないから」といった声のほか、「有給休暇を取れる職場の環境や雰囲気がなかったから」「自己管理不足で会社や周囲に迷惑をかけられないから」などが挙げられていることから、有給休暇を取得できるかどうかは職場環境も影響していることがわかりました。

調査概要

調査内容：今どきのビジネスパーソンの睡眠意識について
調査機関：自社調査
調査対象：株式会社ワークポートを利用している全国のビジネスパーソン(20代～40代・男女)
有効回答：635人
調査期間：2023年8月28日（月）～8月31日（木）
調査方法：インターネット調査
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100％にならない場合があります。

PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000039106.html

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