楽天インサイト株式会社は、「SDGsに関する調査」をインターネットで実施しました。毎年9月末の約1週間が「SDGs週間(グローバル・ゴールズ・ウィーク)」とされていることを受けたものです。
2020年12月に実施した同調査と比較して、サステナビリティに関連する言葉の認知や「SDGs」につながる日々の具体的な消費行動、「エシカル消費」、「サステナブル」に対する意識がどう変わったかを調査しました。
「SDGs」「エシカル消費」「サステナブル」の認知率上昇
調査結果によると、「SDGs」の国内での認知率は87.1%。「サステナブル」については、「よく知っている」が28.1%、「聞いたことがある」が56.2%で計84.3%と8割程度は認知しているようです。
2020年時点では「SDGs」が50.7%、「サステナブル」が50.3%だったたため、それぞれ36%、10%認知度が上昇しています。
「エシカル消費」の意味は?
各自にとっての社会的課題の解決を考慮するなどといった倫理的な消費活動を行うことを意味する「エシカル消費」については、「よく知っている」が7.3%、「聞いたことがある」が39.4%で計46.7%と半数を割る結果でした。ただ、前年度は39.5%だったため、5%以上認知度が高まってはいるようです。
直近の半年以内に認知した言葉で多かったのは、資源を捨てずに循環利用して活用することを目指す経済活動の「サーキュラーエコノミー」が16.2%、「エシカル消費」が11.1%、生まれてから死ぬまでの動物の心身状態を意味する「アニマルウェルフェア」は10.9%です。
「SDGs」「エシカル消費」「サステナブル」に関して個人の取り組みは?
普段から環境保護・保全のために取り組んでいる内容については、「マイバッグを利用する」が78.6%でトップ。「節電を心がける」が69.6%、「買った食材・食品を使い切る」が64.8%、「節水を心がける」が59.6%、「マイボトルを利用する」が44.5%と続きました。
また、商品購入を紹介する際には、「商品ページの説明文を見て」商品の製造・販売元の企業の「SDGs」への貢献度を判断する人が最も多いようです。
「エシカル消費」については、71.1%は何らかの経験があり、「地産地消の商品を買う」37.1%、「ふるさと納税で事業者を応援する」28.8%、「コンビニでの在庫消費・賞味期限切れ(に近い)商品を買う」26.7%という形で貢献している人が多いことがわかりました。
調査要項
調査概要:SDGsに関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年7月12日〜同年7月13日
有効回答:全国の20~69歳の男女1,000人
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002029.000005889.html
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