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振込依頼書の書き方を用途別に解説!基本の書き方や必須項目、作成時の注意点も紹介

U-NOTE編集部

2023/11/13(最終更新日:2023/11/13)


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振込依頼書とは、給与や取引先への請求をどこに振り込めばいいのか、振込先の口座情報を伝えるための書類です。

本記事では振込請求書の用途や書き方について、「銀行用」と「ビジネス用」の2種類に分けてそれぞれ解説します。振込依頼をするときの注意点も紹介するので、頭に入れておきましょう。

本記事の内容をざっくり説明
  • 振込依頼書の概要と、基本の書き方
  • 2種類の振込依頼書について、書き方や用途を解説
  • 振込依頼をするときの注意点

 

振込依頼書とは?

振込依頼書とは、銀行振込(自分の口座から、もしくは現金を特定の口座への送金すること)を依頼するための書類です。この説明だと「請求書のようなものかな」と思うかもしれませんが、請求書とは全く異なります。

請求書は取引先に支払い金額や振込先の口座情報を伝えるための書類です。そのため、提出先も請求先の取引先となります。

一方、振込依頼書は銀行もしくは勤務先・取引先に提出する書類です。ここからは提出先ごとの振込依頼書について、詳しく確認していきましょう。

 

振込依頼書の種類

振込依頼書は「銀行に提出するもの」「ビジネス用のもの(勤務先・取引先に提出)」の2種類に分けられます。それぞれの目的について確認しましょう。

銀行に提出するもの

銀行に提出する振込依頼書の目的は、「自分の銀行口座から特定の銀行口座へ振込みをすること」です。

最近では、ATMやネットバンキングから口座振込をする人が多いでしょう。しかし、ATMからの振込金額には上限が設けられていることもあり、一度の振込金額が大きい場合、窓口からの振込みが必要になることもあります。

この場合、振込先の口座情報や振込金額などを記入した振込依頼書を窓口に提出し、口座振込を行います。

ビジネス用のもの(勤務先・取引先に提出するもの)

ビジネス用の振込依頼書は、主に勤務先や取引先に自分の口座情報を通知する目的で使われます。

たとえば口座振込で給料を受け取る会社員の場合、給料の振込先となる口座情報を勤務先に知らせなければなりません。取引先に振込依頼書を送る目的も同じで、請求したお金をどこに振り込んでもらえばいいのかを通知するためです。

振込依頼書を介して「この口座にお金を振り込んでくださいね」と伝えているのです。

 

振込依頼書の基本の書き方・必須項目

振込依頼書に記入する項目は下記の通りです。

  • 振込日

  • 振込先の銀行名と支店名

  • 振込先口座の預金の種類

  • 振込先の口座番号

  • 振込金額

  • 振込先口座の名義

  • 振込の依頼人に関する情報

  • 自分の連絡先

詳しくは後述しますが、特に銀行提出用の振込依頼書は、各銀行に用意された用紙を使うことになります。用紙がある場合は用紙にある項目を埋め、用紙や担当者の指示に従って書きましょう。

 

振込依頼書を書くときの注意点

振込依頼書を書くときの注意点を紹介します。

振込先情報に間違いがないか要チェック

振込先情報に間違いがないことをよく確認しましょう。振込先が間違っていると、正しく送金できません。全く関係ない口座に送金されてしまうこともありえます。

特に間違いやすいのが口座番号でしょう。口座番号の数字をひとつずつ、2重、3重にチェックすることをおすすめします。

口座名義人の住所は必要に応じて記載

振込依頼書には口座名義人の住所を記載することもありますが、必須ではありません。口座名義人の住所が必要なのかどうかを確認し、必要なら忘れず記載しましょう。

振込の金額や理由は必要に応じて記載

振込の金額や理由も、必要に応じて記載しましょう。たとえば給与振込先を勤務先に知らせるための振込依頼書なら、振込の金額は不要(給与の額が月ごとに変わることもあるため)、理由は「給与振込のため」のようになります。

ただ、提出先ごとに書き方のルールを決めていることもあるでしょう。振込の金額や理由を書く必要があるのか、書く場合はどう書けばいいのか、確認することをおすすめします。

 

銀行に提出する振込依頼書の書き方

下記は、銀行に提出する振込依頼書の一般的な書き方です。

項目

基本の書き方

振込日

和暦指定の場合がある

振込先の銀行名・支店名

同行宛の場合、銀行名が不要なことも

預金種別

普通・当座など当てはまるものを選ぶ

口座番号

右詰め・左詰めなど用紙の指示に従う

振込金額

右詰め・左詰めなど用紙の指示に従う

金額の頭に「¥」をつける

振込先の口座名義

振込先の口座名をカタカナで記入する

振込先が法人の場合、

前株なら「カ)会社名」

後株なら「会社名(カ」と書く

振込の依頼人の名前

依頼人の名前を漢字とカタカナで書く

依頼人が法人の場合、社名と肩書き(役職)も記入する

自分の連絡先

連絡が取れる電話番号を書く

その他

用紙や担当者の指示に従い記入

ただ、先述の通り銀行に提出する振込依頼書は銀行側で用意しています。振込依頼書は用紙に書かれた指示に従って書きましょう。書き方がわからない場合は窓口の職員に確認することをおすすめします。

 

ビジネス用の振込依頼書の書き方

ビジネス用の振込依頼書は、基本的に社内にフォーマットがあるでしょう。振込先となる口座情報の書き方は、基本的に銀行用のものと同じです。

一般的なビジネス用の振込依頼書の書き方は下記の通りです。

項目

基本の書き方

区分

「新規」または「変更」のうち、当てはまる方を記載

振込先の銀行名・支店名

銀行名と支店名の両方を記載

預金種別

普通・当座など当てはまるものを選ぶ

口座番号

特に下記間違いやすい箇所のため良く確認する

振込先の口座名義

振込先の口座名をカタカナで記入する

振込先が法人の場合、

前株なら「カ)会社名」

後株なら「会社名(カ」と書く

振込の理由

必要に応じて記載

なお、ビジネス用の振込依頼書では、基本的に「振込金額」を書きません。給与振込の場合は月ごとに金額が異なるため、取引先への請求の場合は請求書で金額を伝えているためです。

 

振込依頼をするときの注意点

振込依頼をするときは、特に口座情報に間違いがないよう気をつけましょう。

また、インターネットバンキングやATMからの振込よりも、窓口からの振込の方が手数料が割高です。銀行への振込依頼書を書く手間もあるため、可能ならインターネットバンキング、ATMから振り込みをするといいでしょう。

銀行の営業時間に気をつける

銀行窓口から振込依頼をする場合、銀行の営業時間に気をつけましょう。窓口の営業時間は基本的に9時から15時までです。営業時間内でも、14時過ぎのように遅い時間に振込依頼をすると、送金が翌日になることもあります。

窓口から振込依頼をする場合、なるべく早めに、できれば午前中に済ませてしまうといいでしょう。

 

振込依頼書は用途に合った書き方・項目で作ろう

本記事のまとめ
  • 振込依頼書は振込先の口座情報を通知するための書類
  • 振込依頼書は銀行や会社のフォーマット・ルールに従って書こう
  • 窓口からの振込依頼は手数料が割高で、対応可能な時間も短い

振込依頼書は大きく「銀行提出用」と「ビジネス用」に分けられます。ビジネス用には「勤務先に給与振込口座を伝えるためのもの」「取引先に振込先口座を伝えるためのもの」があります。

銀行提出用の振込依頼書は、銀行に用紙があるはずです。本記事で紹介した書き方はあくまで一般的な書き方なので、銀行で受け取った用紙の指示と異なる部分があれば、用紙の指示を優先してください。

ビジネス用もたいていの場合は会社にフォーマットがあるでしょう。用途に合ったフォーマットを選び、必要な項目を忘れずに埋めること、書き間違いがないよう気をつけることを意識してください。

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