MEO対策とは、Google Chromeで、「世田谷区 カフェ」のような地域名を入れた検索「ローカル検索」や、Google マップでの検索を活用した集客手法です。
本記事ではMEO対策とは何なのか、SEO対策をはじめとするほかのWeb集客と比べてどうなのか、必要なリソースや期待できる効果を踏まえて解説します。
本記事では、MEO対策を今すぐ始めるための3ステップ、集客効果を高める10のアイデアも紹介します。記事をブックマーク登録して、おさらいしながら少しずつ取り組んでみてください。
- MEO対策とは何か、SEO対策とどう違うのか
- MEO対策のメリット、デメリットとその対策
- MEO対策のはじめ方と、効果を高める10のアイデア
MEO対策とは?
MEO対策とは、Google マップやGoogle Chromeに店舗や企業の情報を表示させることで、主に実店舗の集客に役立ちます。MEOは「Map Engine Optimization」の略称で、日本語にすると「地図エンジン最適化」となります。
MEO対策に欠かせないGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは?
MEO対策にはGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が欠かせません。Googleが提供する情報プラットフォームのひとつで、お店や企業などの情報を登録し、Google マップやGoogle Chromeで検索・表示できるサービスです。
※画像はイメージです。実際の店舗とは関係ありません。
上記の画像はGoogle Chromeで「世田谷区 カフェ」で検索したときのイメージ図です。「Aカフェ」「Bカフェ」などの店舗情報が、それぞれのカフェのGoogleビジネスプロフィールです。
Aカフェをタップ・クリックしてAカフェのより詳しい情報をチェックしたり、「さらに表示 →」でほかのカフェの一覧を表示したりすることもできます。
Google マップで検索した際も、同じように世田谷区のカフェ一覧が地図付きで表示されます。
画面左側にあるカフェ一覧の、なるべく上に自分のお店を表示させることを目指すのがMEO対策です。上位表示ができれば、お店の情報が検索した人の目に留まりやすくなります。
一覧から自分のお店をタップ・クリックした人が来店してくれるよう、お店や商品・メニューの情報を充実させることも大切です。
SEO対策との違い
MEO対策と似た言葉として、「SEO対策」が挙げられます。両者には明確な違いがありますが、マーケティングが専門でない人には、これらを混同してしまっている人もいるかもしれません。
MEO対策もSEO対策も「見込み客の検索行動」に注目し、集客に活かす施策です。ただ、両者は「どんな検索に対策するのか」が異なります。
簡単にいうと、MEOは「ローカルな検索」に、SEOは「あらゆる検索」に対策するものです。
たとえば、あなたが仕事終わりに同僚や先輩と飲みに行くことになったとしましょう。あなたと仕事仲間は今まさに会社を出たところで、これから飲みに行くお店を探しているとします。
いいお店がパッと思い浮かばないあなたは、スマートフォンのGoogle マップを開き、「居酒屋」と検索するかもしれません。あるいはGoogle Chromeから「大人数 居酒屋」「世田谷 居酒屋」などと検索するかもしれません。
この検索行動に対策するのがMEOです。「今いる場所の近くにはどんなお店があるのか」「このエリアには、どこに何のお店があるのか」といったローカル(地方的)な検索に対し、お店や企業のGoogleビジネスプロフィールを表示させることで、来店のきっかけをつくります。
一方、SEOはローカルな検索に加え、「MEO対策とは」「MEO対策 自分で」のような一般的なキーワード検索にも対策します。
具体的にはこれらのキーワードで検索をする人は何が知りたいのか、何に悩んでいるのかを考え、それに応える記事(コンテンツ)を作ります。検索をした人が求めている情報を漏らさず、深く理解できるように伝える「良い記事」を作ることで、検索結果への上位表示が狙えます。
まとめると、MEO対策ではローカルな検索に対してGoogleビジネスプロフィールの上位表示を、SEO対策ではユーザーの検索キーワードに対して自社のWebページの上位表示を目指す施策です。
MEO対策のメリット
MEO対策はSEO対策をはじめとするほかのWeb集客よりも、費用対効果が高くなりやすい手法です。その理由を、MEO対策の4つのメリットと併せて解説します。
手軽に始められる
MEO対策は数あるWeb集客の中でも、トップクラスの手軽さではじめられます。詳しくは後述しますが、MEO対策はGoogleビジネスプロフィールに登録するだけで始められるからです。
Googleビジネスプロフィールへの登録はとても簡単です。お店を見つけた人の来店を促すためには情報や写真などを充実させるべきですが、登録だけならすぐにできるでしょう。
ひとまず登録だけ済ませておいて、少しずつ情報を増やしていくこともできます。
関連記事:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは?基本の使い方から集客への活用法まで解説
来店確度の高い人を集められる
MEO対策はほかのWeb集客と比べ、来店確度の高い人を集めやすいです。先述の通り、MEOではそのエリアでお店を探している人への対策をするからです。
お店に行くことや予約を取ることは彼らの中でほとんど決まっています。後はMEO対策により自分のお店を上位表示させ、お店の存在を知ってもらうこと、認知が来店につながるようGoogleビジネスプロフィールの情報を充実させるだけです。
ブラウザ上部に表示される
先述の通り、ブラウザ(Google Chrome)の検索結果上部には、ローカル検索のためのスペースがあります。「世田谷区 居酒屋」「杉並区 カフェ」のようなキーワードで検索すると、一番上にGoogleビジネスプロフィールの一覧が表示されることがほとんどです。
端末の位置情報がオンになっていれば、世田谷区や杉並区などの地名を入れなくても、今いるエリアのローカル情報が表示されます。
検索キーワードによっては、食べログやぐるなびなどのレビューサイト、「世田谷区のおすすめ居酒屋10選」のようなWebページが表示されることもあります。
それでも、Googleビジネスプロフィール一覧の上に表示されるWebページはせいぜい2~3個でしょう。多くの場合、検索した人もGoogleビジネスプロフィール一覧が表示されることはわかっています。画面にGoogleビジネスプロフィール一覧が映らなかったとしても、スクロールして見つけてくれるでしょう。
SEO対策で上位表示を目指すには「いい記事」を作らなければなりません。Webメディアのコーディングに関する知識、被リンク(自社以外のWebページに貼られた自社ページへのリンク)なども重要です。
Googleビジネスプロフィール一覧の中での検索順位を上げる取り組みは必要ですが、検索結果の上部に無条件で表示されるメリットは大きいです。
ほかのWeb集客に比べて費用や手間がかからない
MEO対策はほかのWeb集客に比べて、費用や手間がかかりません。簡単に登録できること、登録後に少しずつ情報を増やしていけることは先述の通りです。
費用についても、登録はもちろん、その後の運用も無料でできます。MEO対策を業者に委託したり、コンサルタントをつけたりしない限り、費用は一切かかりません。
MEO対策のデメリット
MEO対策はほかのWeb集客に比べ、少ないリソースで高い効果が見込める手法です。
しかしきちんとした対策・運営をしないと、集客のためのGoogleビジネスプロフィールがかえって客足を遠ざけることもあります。MEO対策が有効な業種も限られています。
MEO対策の3つのデメリットと、その解決策を紹介するので、Googleビジネスプロフィールに登録する前に頭に入れておきましょう。
ネガティブな口コミが付くこともある
Googleビジネスプロフィールにはレビュー機能があり、お店や企業に対する口コミを、誰でも自由につけられます。高評価のレビューが増えれば、MEO対策の集客効果も高くなるでしょう。
しかし、低評価やネガティブな口コミがつく可能性もあります。お店とお客さまとの間に誤解があり、根拠のない悪評をつけられてしまうこともあるかもしれません。
低評価や悪い口コミがついたからといって、それだけでは非表示や削除はできません。Googleに申請することで削除できることもありますが、それは攻撃的なものや明らかに悪意があるものなど、Googleビジネスプロフィールのガイドラインに違反しているものだけです。
Googleビジネスプロフィールに登録したことが原因でお店の悪評が広まってしまわないよう、お客さまへの誠意ある対応、より良いお店づくりを心がけましょう。
詳しくは後述しますが、ネガティブな口コミがついてしまった際は「返信機能」を使い、誠意ある対応をすることが大切です。
情報の更新忘れが不信感につながることも
MEO対策の効果を高めるためには、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させることが大切です。
ただ、基本情報さえ入力すれば、登録自体は完了します。一通りの情報登録を済ませた後、Googleビジネスプロフィールを放置しているというお店も少なくないでしょう。登録しておくだけでそれなりの効果が出ることもあります。
しかし、営業時間や電話番号などの重要な情報だけは、更新を忘れないようにしましょう。Googleビジネスプロフィールの営業時間と実際の営業時間が違っていると、「営業時間中に行ったのにお店が閉まっていた」と、お客さまに無駄足を運ばせてしまいます。
Googleビジネスプロフィールには商品やメニューを登録することもできますが、これらの更新忘れにも気をつけましょう。商品やメニューの情報が古いと、「これが欲しくて行ったのに」と、お客さまをガッカリさせてしまいます。
情報の更新忘れには気をつけるしかありません。定期的に見直す時間を取っておいたり、オフィスの目立つ部分に「Googleビジネスプロフィールの情報更新」と書いた紙を貼ったり、情報更新のタイミングでスマートフォンからリマインドを出したり、忘れないための工夫をしましょう。
すべてのビジネスモデルで使えるわけではない
ローカル検索への対策をするMEOは、すべてのビジネスモデルに対して有効とはいえません。飲食店や小売店、サロンなどの実店舗があるビジネスには強い手法ですが、ECサイトのような店舗がないビジネスにはあまり役立たないでしょう。
ビジネスモデルに合った集客施策を選ぶことが大切です。
【簡単3ステップ】MEO対策の進め方
MEO対策はGoogleビジネスプロフィールに登録するだけではじめられます。お店や商品・サービスに関する情報を充実させれば、それを見たお客さまが来店する確率は高くなるでしょう。ポジティブな口コミが増えれば、お客さまがお客さまを連れてくる状態がつくれます。
MEO対策のはじめ方、集客効果を高める運用の流れを紹介します。
STEP1.Googleビジネスプロフィールに登録する
MEO対策をはじめるなら、まずGoogleビジネスプロフィールへの登録をしましょう。Googleビジネスプロフィールの登録手順は次の通りです。
-
Googleビジネスプロフィールのトップページにアクセスする
-
青色の「今すぐ管理」ボタンを押す
-
「ビジネス名」の欄に、店舗名やビジネスに関連するキーワードを入力し「続行」を押す
※Googleに情報が登録されている場合、それを使って登録することもできます -
情報が見つからない場合、「ビジネス名」の欄に店舗や企業の名前を入れ、情報登録を始める
-
レストランや居酒屋、美容院など、ビジネスのカテゴリを選択する
-
店舗や企業の住所を入力する
-
店舗や住所の電話番号、あればWebサイトのURLを入力する
-
確認画面で「終了」ボタンを押し、仮登録を完了する
-
オーナーの確認方法を選び、自分がビジネスオーナーであること、店舗や企業がその住所に実在していることを確認する
※確認方法は基本的に「ハガキ郵送による確認」となりますが、ビジネスカテゴリによっては電話・テキストメッセージ・メール・Google Search Consoleなどから選ぶこともできます -
オーナー確認が取れる前でも情報の登録はできるため、時間のあるときに済ませておく
-
オーナー確認後、Google ChromeやGoogle マップに店舗・企業の情報が表示されるようになる
オーナー確認には7営業日(Google基準)ほどかかりますが、登録だけなら半日で終わらせることもできるでしょう。
STEP2.Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
MEO対策の効果を高めるために欠かせないのが、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させることです。
情報が充実しているほど、ユーザーの検索に自分のお店がヒットしやすくなります。お店に関係のないことを書いたり、虚偽のカテゴリを登録したりしてはいけませんが、検索を意識して情報を登録していくことは大切です。
なお、Googleビジネスプロフィールには次のような情報を登録できます。
-
お店の名前やカテゴリ、営業時間や住所などの基本情報
-
お店や商品・メニューの写真と動画
-
商品・メニュー情報
STEP3.来店促進、口コミを増やすための取り組みをする
Googleビジネスプロフィールにお店の基本情報を登録し、お店や商品・サービスのイメージが伝わるような写真と動画を投稿したら、MEO対策の土台ができたといえます。これだけでも十分な集客効果が得られることもあるでしょう。
ただ、ここで終わるのはもったいないです。来店や口コミを促すための取り組み・情報発信を続けることで、MEO対策の効果は高くなっていくでしょう。
Googleビジネスプロフィールには投稿機能があり、次のような情報を発信できます。
特典に関する情報 | Googleビジネスプロフィールから特典やクーポンを提供できる。 「〇月〇日はAセットが20%オフ」のような特典情報を載せたり、画面(コード)提示で使えるクーポンを発行したりできる。 |
最新情報 | お店の最新情報を発信できる。 新メニューや新商品の案内、臨時休業や営業時間変更のお知らせなどに。 |
イベント情報 | 期間限定のセールやお店で開くイベントなどの告知ができる。 新規だけでなく、既存客のリピート促進にも有効。 |
商品・メニュー | 新しい商品やメニュー、サービスなどの訴求ができる。 |
COVID-19の最新情報 | 新型コロナウイルス関連の最新情報やお店の対策について発信できる。 お客さまの安心・安全にも関わる情報なので、何か変更があったらすぐに投稿しよう。 |
ほかにも後述する分析機能を使って運用を改善したり、口コミやフォローを促進したり、Googleビジネスプロフィールの機能は余すことなく活用しましょう。
MEO対策の効果を高める10のアイデア
Googleビジネスプロフィールに基本情報を登録するだけでも、ある程度のMEO対策にはなります。しかし、コツを押さえて積極的に運用していけば、その効果はさらに高くなるでしょう。
MEO対策の効果を高める10のアイデアを紹介するので、できそうなものから試してみましょう。
- 1.こまめな情報発信を行う
- 2.写真や動画でお店の雰囲気を伝える
- 3.「Googleで予約」との連携で予約を促進する
- 4.対応したキャッシュレス決済を表示させる
- 5.ポジティブな口コミにはお礼の返信をする
- 6.ネガティブな口コミには回答や改善策の返信を行う
- 7.来店者の口コミ投稿を促進する
- 8.来店者にフォローを勧めてリピートを狙う
- 9.分析機能でGoogleビジネスプロフィールを改善する
- 10.MEO対策のコンサルタント・業務委託も検討する
1.こまめな情報発信を行う
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使い、こまめな情報発信を続けていきましょう。
特典やイベント、新商品・メニューなどの情報発信は、新規の集客だけでなく、既存客のリピート促進にもつながります。お客さまが安心して来店できるよう、COVID-19に関する対応も投稿するようにしましょう。
営業時間や電話番号の変更、臨時休業のお知らせなども忘れないように気をつけてください。
2.写真や動画でお店の雰囲気を伝える
お店の雰囲気や商品・メニューについて伝える力は、やはり写真や動画が強いです。テキスト情報だけでなく、写真や動画も充実させることで、お客さまのお店に対する興味を高められるでしょう。
写真撮影の際は、画角やアングル、時間帯(自然光の入り具合)にまでこだわることをおすすめします。自分で撮るのが難しそうなら、写真が得意なスタッフやプロに撮影してもらうのもいいでしょう。
なるべく多くの商品やメニューの写真を載せることも大切です。
ただし、飲食店はメニューを掲載する場合、すべてのメニューを掲載しなければなりません。全メニューを写真付きで投稿する必要はありませんが、朝食・ランチ・ディナーのすべてのメニューを記載しなくてはなりません。
小売店の場合、アルコールやタバコ関連商品、ギャンブルなどの規制対象となっている商品・サービスの掲載は禁止されています。
商品・メニューを投稿する際は、ガイドラインに違反しないよう気をつけましょう。
参考:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン
3.「Googleで予約」との連携で予約を促進する
Googleビジネスプロフィールには「Googleで予約」という予約機能があり、これを連携させることで、Googleビジネスプロフィールから予約ができるようになります。
業種によっては予約だけでなく、オンラインでの事前決済にも対応できます。これにより会計がスムーズになったり、無断キャンセルを抑止したりできるでしょう。
4.対応したキャッシュレス決済を表示させる
Googleビジネスプロフィールにはお店で使えるキャッシュレス決済を表示できます。キャッシュレス決済を表示することは、お客さまの利便性アップにつながります。
特に若い世代や外国人旅行客などには、キャッシュレス決済を好む人も多いです。ポイントを貯めるために、普段の支払い方法が使えるかどうかでお店を選ぶ人もいます。
5.ポジティブな口コミにはお礼の返信をする
お客さまはGoogleビジネスプロフィールに、お店のレビューや口コミをつけられます。レビューは5段階評価で、レビューの数と平均値が表示されます。口コミにはコメントだけでなく、写真や動画をつけることもできます。
高評価と口コミを集めることで、MEO対策の効果はさらに高くなるでしょう。
Googleビジネスプロフィールにはお客さまからの口コミに返信する機能があります。ポジティブな口コミがついたら、できるだけお礼の返信を送りましょう。
親しみやすい雰囲気が出て来店しやすくなったり、「口コミを書いてみようかな」と思ってもらえたりするかもしれません。
6.ネガティブな口コミには回答や改善策の返信を行う
レビューや口コミの機能があるということは、低評価やネガティブな口コミがつくリスクもあるということです。どんなに気をつけていても、誤解や悪意によりこのような悪評がついてしまうことはあります。
ネガティブな口コミがついたら、なるべく早く返信をしましょう。その口コミに書かれていることが事実かどうかはひとまず置いておいて、まずは嫌な思いをさせたことを謝罪し、原因や再発防止のための取り組みについて伝えます。
このような誠意ある対応をすることで、お店のイメージダウンを抑えられるでしょう。返信が口コミを書いた人の目に留まり、訂正や再来店をしてくれるかもしれません。
7.来店者の口コミ投稿を促進する
ポジティブなレビューや口コミが増えるほど、MEO対策の効果は高くなっていくでしょう。POPや会話を通して、お客さまの口コミ投稿を促すのもひとつの手段です。
ただし、Googleのガイドラインではレビューや口コミに見返りを提供することが禁止されています。「口コミ投稿でクーポン進呈」のようなことはしてはいけません。ガイドラインに違反すると、Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止されることもあります。
8.来店者にフォローを勧めてリピートを狙う
2023年8月時点ではGoogle マップのアプリのみですが、Googleビジネスプロフィールにはお店や会社をフォローする機能があります。フォローをすると、そのお店や会社の投稿や情報更新が通知されるようになります。
お店を気に入ってくれたお客さま、常連客などには、お店のフォローをおすすめしてみましょう。フォローのメリットとやり方を書いたPOPを使うのもおすすめです。
お客さまがお店のイベントや特典に気付きやすくなり、再来店のきっかけがうまれやすくなります。
9.分析機能でGoogleビジネスプロフィールを改善する
Googleビジネスプロフィールにはインサイト(分析)機能があります。Googleビジネスプロフィールの閲覧数やクリック数、電話による問い合わせ数などがわかります。
ユーザーがどんなキーワードで検索をしているのか、検索数に関するデータも提供されています。これらのデータから、MEO対策の効果やGoogleビジネスプロフィールの改善点などを分析できるでしょう。
分析と改善をくり返すことでMEO対策の効果は高くなり、より多くのお客さまを集められるようになります。
10.MEO対策のコンサルタント・業務委託も検討する
MEO対策をしてみたが思うように成果が出ない、忙しすぎてそこまで手が回らないという場合は、MEO対策のコンサルタントや業務委託を活用するのもいいでしょう。
これらのサービスを検討する際は、代行してもらえる業務の範囲や分析・提案の有無、お店・会社の業種・業態についての理解度などが選定ポイントとなります。
Googleビジネスプロフィールのガイドラインをきちんと把握し遵守しているか、実績はどの程度なのかなど、MEO対策を安心して任せられるかどうかも確認しましょう。
コンサルタント・業務委託の費用相場
MEO対策のコンサルタントや業務委託の料金形態は「成果報酬型」と「固定費型」に分かれます。これに加え、初期費用がかかることもあります。
初期費用は5万円程度、それ以降は成果報酬型で日額500~1,500円、固定費型で月額2万~10万円を目安と考えるといいでしょう。契約期間は6ヵ月ほどが一般的で、費用の合計は成果報酬型で12万~20万円、固定費型で25万~65万円ほどになるといわれています。
ただ、コンサルタントや業務委託の費用は、依頼内容やどんな検索キーワードに対策するのかなどにより変わってきます。
粗悪な業務を行っている会社に引っかからないためにも、必要な業務を見極め費用を抑えるためにも、オーナー側でもMEO対策について勉強しておくといいでしょう。
低コストでできるMEO対策で、集客・リピーター獲得を強化しよう
- 実店舗において、MEO対策はWeb集客の中でも費用対効果が高い
- まずはGoogleビジネスプロフィールへの登録からはじめよう
- ポイントを押さえた運用で、MEO対策の効果を高めていこう
MEO対策は実店舗への集客に強い施策で、数あるWeb集客の中でも高い費用対効果が期待できます。Googleビジネスプロフィールに基本情報やお店・商品・メニューを登録するだけでも、集客を強化できるでしょう。
ただ、Googleビジネスプロフィールの情報更新忘れに気をつけること、ネガティブな口コミがつくリスクがあることは念頭に置いておいてください。
情報更新を忘れないよう、オフィスへの貼り紙やリマインダーを使うなど工夫すること。ネガティブな口コミがついたら迅速に、誠意ある返信をすること。これらを心がけることで、MEO対策のデメリットを抑えられるでしょう。
少しずつでも情報発信や分析を続けていけば、MEO対策の効果も高くなっていくはずです。本記事で紹介した10のアイデアを頭の片隅において、MEO対策に取り組んでみてください。
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