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続柄(つづきがら)の書き方一覧を書類別に解説!書く際の注意点も紹介

U-NOTE編集部

2023/10/02(最終更新日:2023/10/23)


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続柄とは血縁関係や婚姻関係などを表すためのもので、戸籍や住民票、年末調整の申告書などに記入することが多いです。

本記事では続柄の書き方を、「世帯主から見た続柄」「あなたから見た続柄」に分けて、一覧形式で紹介します。続柄を書くときの注意点も解説するので、頭に入れておきましょう。

本記事の内容をざっくり説明
  • 続柄の2通りの書き方
  • 書き方別の続柄一覧
  • 続柄を書くときの注意点

 

続柄(つづきがら)とは?

続柄とは世帯主や本人との間柄を表すためのものです。婚姻や血縁などの関係を表すために、主に戸籍や年末調整などに使われます。

正しくは「つづきがら」と読みますが、現代では「ぞくがら」と読む人も多く、どちらも間違いではありません。

 

続柄の2通りの書き方

続柄の書き方は「戸籍筆頭者や世帯主」と「申請者本人」のどちらを中心とするかで異なります

戸籍筆頭者や世帯主を中心をした書き方

一般的には、続柄は戸籍筆頭者や世帯主を中心とした書き方をします。単に「続柄を書いてください」と言われた場合は、この書き方をします。

戸籍筆頭者とは戸籍の最初に記載されている人のこと、世帯主はその世帯の生計の柱となっている人のことです。基本的には夫もしくは妻がこれにあたり、苗字が変わっていない側であることが多いです。

たとえば世帯主が父であなたが子どもなら、父は「世帯主」、あなたは「子」となります。

申請者本人を中心人物とした書き方

申請者本人を中心とした続柄を求められることもあります。この場合、続柄を記入する書類は「あなたとの続柄」という書き方をしています。

申請者本人を中心人部とした書き方をする場合、あなたは常に「本人」です。家族・親族の続柄も、あなたを軸にその間柄で考えます。たとえばあなたが子なら、「父(世帯主)」「母」「妹」のような書き方をします。

 

戸籍筆頭者や世帯主を中心をした書き方一覧

戸籍筆頭者や世帯主を中心とした続柄の書き方は次の通りです。この書き方では、本人の部分を除き、あなたが誰であるかにより続柄の書き方が変わることはありません。

世帯主との間柄

続柄の書き方

世帯主本人

世帯主

本人の場合は「本人(世帯主)」

配偶者

夫、妻

内縁の夫、妻

夫(未届)、妻(未届)

世帯主の父母

父、母

配偶者の父母

妻もしくは夫の父、母

息子、娘

普通養子縁組をした子

養子もしくは養女

特別養子縁組をした子

養子の親

養父もしくは養母

兄弟姉妹

兄、弟、姉、妹

※配偶者の兄弟姉妹には「義」をつける

子の配偶者

子の夫、子の妻

子の子

兄弟姉妹の子

おい、めい

父母の兄弟姉妹の子

いとこ

血縁がなく同じ家に住んでいる人

同居人

 

申請者本人を中心人物とした書き方一覧

申請者本人を中心人物とした続柄の書き方は次の通りです。

あなたが世帯主の場合の書き方

あなたが世帯主である場合、世帯主の部分には「本人(世帯主)」と書きます。それ以外は、戸籍筆頭者もしくは世帯主を中心とした書き方と同じように続柄を書きます。

あなたが世帯主の配偶者の場合の書き方

あなたの世帯主の配偶者である場合、配偶者の部分を「本人」、世帯主の部分を「夫」もしくは「妻」と書きます。それ以外は、戸籍筆頭者もしくは世帯主を中心とした書き方と同じように続柄を書きます。

あなたが子の場合の書き方

あなたが子で両親のどちらかが世帯主の場合、どちらが世帯主かに関係なく両親は「父」「母」と書きます。

 

続柄を書くときの注意点

続柄を書くときの注意点を2つ解説します。これらを押さえ、続柄を正しく書けるようにしておきましょう。

世帯主が誰かを要チェック

続柄について考えるとき、基本的には世帯主が中心人物となります。そのため、世帯主が誰かは要チェックです。

一般的に、世帯主とはその世帯の生計の柱となる人物であり、子から見た「父」であることが多いでしょう。しかし、子から見た「母」が世帯主であることもあります。

自分が子である場合、両親のどちらが世帯主かわからないこともあるでしょう。「だいたい父が世帯主だよな」と決め付けず、きちんと確認することをおすすめします。

「続柄」と「あなたとの続柄」の違い

先述の通り、続柄の書き方は「誰を中心とするのか」で変わります。

続柄を記入する書類に、単に「続柄」と書かれている場合、「戸籍筆頭者もしくは世帯主を中心とした書き方」が求められています。

「あなたとの続柄」と書かれている場合は、求められているのはあなたから見た続柄です。この場合、特に「世帯主」の書き方に気をつけましょう。誰が世帯主であっても世帯主という書き方はせず、「夫」「妻」「父」「母」のような書き方をします。

 

続柄は書類や求められている書き方に気をつけて書こう

本記事のまとめ
  • 続柄の書き方は書類により異なる
  • 続柄を書くときは「誰が世帯主なのか」に注意
  • あなたとの続柄では「世帯主」は書かない

続柄は血縁関係や婚姻関係などを表すためのものです。書類に単に「続柄」と書かれている場合は「戸籍筆頭者もしくは世帯主から見た続柄」を、「あなたとの続柄」と書かれている場合は「あなたから見た続柄」を書きます。

「あなたとの続柄」では世帯主を書きません。たとえば父が世帯主であなたが子の場合、父との続柄は「父」であり、「世帯主」ではありません。

求められている続柄がどちらなのかをよく確認しましょう。書き方がわからない場合は役場や会社の担当者に、誰が世帯主かわからない場合は家族に確認してください。

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